まだまだパーカー、半袖です。
ひさびさにフィルオミノの記事を書きましょう。
調べてみたら7年ぶりです。
フィルオミノに関する古典を紐解く
巨匠・ももてれう氏のフィルオミノへの思いを紹介しつつ、わたくしの見解はなにも入れずに投げっ放しジャーマンした記事ですね。
今回はわたくしのフィルオミノへの思いをしっかり入れ込んだ記事にしましょう。
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ということでみなさん。
フィルオミノの手筋と言えば、なにを思い出しますでしょうか。
A「ハイッ!僕は『発生』が好きです。すっげー大きい数字が最後に出てくるやつ!」
―― うむ。他にありますか。
B「はいはいはい!私は数字のかたまりから数字が押し出されるアレ!アレが好きです!」
―― うむ。他に。
半袖「はい。先生、俺は『吸い込み』が好きですね。」
―― うむっ!半袖君、『吸い込み』か!相変わらず君はセンスがいいな!
これからもフィルオミノ作りに精進するように。
半袖「ありがとうございます。がんばります。」
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『吸い込み』とは。
まーみなさん、ご存知ですよね。
エェーーーーーーーーー!知らないですってぇえええええええ!
わかりました。
ご説明しましょう。
これでアナタも、吸い込みの魅力に "吸い込まれちゃう" かもっ・・・!?
菊千代さんよりご指摘があったので解説。
— 半袖 (@hansode_) 2017年6月1日
フィルオミノの「吸い込み」とは、図のピンク色のような感じで空間に数字が滑り込んでいく手筋であります。
ちなみに水色の部分が「噴き出し」という手筋で、この2つの手筋を合わせて「発生回避」と呼びます。 pic.twitter.com/badQLmIFZI
「吸い込み」させずに空間を閉じると、「発生」になります。
— 半袖 (@hansode_) 2017年6月1日
図。あまりいい例ではないが。
で、フィルオミノ界は吸い込みさせずに発生で魅せていく問題多すぎではなかろうか、もっと吸い込み使っていこうぜ、というのが私の思うところです。 pic.twitter.com/7IGq4bNEFw
もうちょい書く。
— 半袖 (@hansode_) 2017年6月1日
「吸い込み」のよいところは、フィルオミノのもう片方の代表手筋である「伸び」「弾き」との相性がよいところ。
とても極端な例ですが、図のような感じで伸び弾きとの連合軍でぶわっと盤面を埋めることができるのですね。 pic.twitter.com/ageDSGC46M
1年前に吸い込みに関することをtwitterに書いていたので、それを転載させていただきました。
1がダメ、2がダメ、3がダメ、・・・と数字の入らない空白マスが伸びてきたところへ、数字がどどっと侵入していく手筋です。
『吸い込み』と『発生』は手筋として対の関係にあり、数字の入らない空白マスを「侵入できる数字で止める」のが『吸い込み』、「侵入できない数字で止める」のが『発生』です。
(この説明で伝わるのか?)
発生は大きな数字を突然発生させることができるのが魅力ですが、吸い込みはそれができません。
代わりに、吸い込ませた数字を別の数字と弾かせて、次の展開へバトンを渡すことができるのが魅力です。
ニコリ162号に掲載いただきましたスーパージャイアントもそんな感じの問題なので、よろしかったら解いてみてください。
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―― ということだ。みんな、わかったかな。
A「ハイッ先生!僕も発生ばかりに頼らずに、吸い込みができる場面も考えるようにします!」
―― うむっ!いつもと違ったフィルオミノが作れるかもな!
B「数字のかたまりから数字が押し出されるアレとの相性もよさそう!」
―― うむっ!いい着眼点だ!
半袖「発生の連発でゴリゴリやる問題なんて、俺がぶっとばしてやりますよ!」
―― おいおい!他の手筋の悪口はやめとけよ!
はい、号令!
一同起立!
礼!
(大きく息を吸い込んで)ありがとうございましたーっ!