2019年09月25日

黒マスを繋げやすいホワイトニング。へやわけ24×14(たいへん★★☆)

へやわけ24×14F(たいへん★★☆)

→ぱずぷれで解く



序盤戦。
3in4×4の角を白マスで埋め、に黒マスを入れた場面です。
ここからに黒マスをつなげて分断禁に誘導したいところですが、ホワイトニングで白マスにしてしまうのもひとつの手段です。


1in2×2で1マスだけホワイトニングして上図。
えぇー黒マスのつながり途切れてもったいないじゃんー、とお思いのあなた。
安心してください。つながります。


さきほどの図を1の部屋中心に拡大した図です。
赤い点線のL字型の白マスつながりが実は好形。
またはに白マスが入れば、および方向に黒マスが伸びていきます。


ということで0の部屋を入れてみました。
昔のへやわけの記事(今年のへやわけはホワイトニングが流行る!と言い続けて、はや5年)でも入れた形ですが、あれから8年経った今も羽生九段真っ青の最新型の変化であることに変わりはありません。
流行ってないからね。いつまでも最新型だ。


こんな感じで。
端の3の部屋からへの字型に黒マスがつながっているのがわかりますでしょうか。
このあとはつながった黒マスを活かして大掛かりな分断禁を狙っていきましょう。
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2019年09月10日

ニコリ168号、まるごとパズルシャカシャカ

ドゥルンドゥルーンドゥッドゥルーン!
こんにちわ。半袖です。
勇ましい効果音で本日もブログがスタートしました。

時は2019年9月10日。
混沌の日本に新たなるパズル雑誌が発売されました。


ニコリ168号


半袖作は2問掲載いただきました。ありがとうございます。

◆ぬりみさき1番
ぬりみさきの記事をUPした矢先の掲載ということで、これはうれしい。
問題自体も記事に書いた内容をご覧いただければ解ける問題に仕上がっているかと思われます。

◆シャカシャカ6番
シャカシャカはそこそこ投稿しているんですが、本当に掲載率が低くおそらく久々の掲載であります。
ぬめっとした感じのシャカっとしない問題が好きでして、この問題もわりとそんな解き筋ではないでしょうか。


そしてさかのぼること1か月前、8月10日発売の「まるごとパズルシャカシャカ」にも2問ほど掲載されております。
こちらは過去のペンパ本(2011年〜)の再録ですね。
YouTubeとかで古めの動画見てるとコメント欄に「2019年になっても見てる人いますか?」みたいなコメントをよく見ますよね。
そんな感じで解いていきましょう。
posted by 半袖 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2019年09月02日

ぬりみさきについて語ります。

こんにちわ、半袖です。
本日はぬりみさきについて語ります。

ぬりみさき│WEBニコリ

デビューは2018年6月発売のニコリ163号。
ルールに従って黒マスを塗っていくパズルです。
白マスは全体ひとつながりになり、白マスを陸、黒マスを海としたときに○が岬になる、という感じですね。
うむ、まあそんなかんじでしょう。

同時期にデビューしたパズルに、ダブルチョコがあります。
ぬりみさきは166号、ダブルチョコは167号で2軍昇格を果たしました。
過去のオモパ史を振り返りますと、同時期デビュー → 同時期昇格の例としましてシャカシャカのりのりがあります。
ぬりみさきとダブルチョコにも同じように、切磋琢磨しながらレギュラーを目指してもらいたいです。


◆ぬりみさきを解く

例題を1つ作ったので、これを解きながらルールをおさらいしましょう。

→ぱずぷれで解く

ぬりみさきは、現存するオモパの中でも有数の「初めて解く人にやさしくない」パズルであります。
どっから解いたらいいかわかんないんですよね。
とはいえ入口になりやすいパターンはけっこうあるので、解説します。


・ 「岬ルール」のおさらい

と、その前に「岬ルール」自体を解説したほうがよいか。


>>

・ タテヨコに隣り合うマスのうち1つだけが白マスで残りすべてが黒マス、という白マスのことを「岬」と呼びます。丸のマスは必ず岬になります。また、丸のないマスが岬になってはいけません。
・ 丸の中の数字は、丸のマスから白マスがある方向に、いくつ白マスが連続するかを表します。数字のない丸のマスでは、何マス連続するかはわかりません。

>>


文章で書くとわかりづらいのですが、たとえば4の岬なら、



こんな感じで○を起点に、長さ4マスの白マスのつながりができる、ということになります。
「丸のないマスは岬にならない」というのが肝で、このパズル独自の解き味につながっています。

っつうことで例題を解いていきましょう。
なお今回は黒マスの色を、ぬりみさきの海に沈む夕日をイメージした特色「ぬりみさき・夕暮れオレンジ」で表現していきます。
いやー、風情が出てきましたね。


・ 大きい数字を探す

まず、盤面の中から大きめの数字を探します。
この問題の場合は左上の6ですね。


6の岬を起点に長さ6マスの白マスのつながりができるわけですが、上も下もマス数が足りず、右に伸びるしかありませんので、こうですね。

1問目の問題はだいたいこういうわかりやすい入口が入っているので、これを探すのがよいです。


・ 近い距離の岬を探す

岬同士が近い位置にあるところも入口になりやすいです。
この問題の場合は下部のここ。


5の岬は上に伸びるか左に伸びるかですが、上に伸びると2マス上の岬にぶつかってしまい、上の丸が岬でなくなってしまいます。
ということで画像のように決まりますね。


・ 白マスにつながった岬を探す

盤面が埋まってきたら、白マスにつながった岬を探しましょう。
この問題では上の4と2です。
白マスにつながっているということは、岬のまわり残り3マス(この場合は3マスないですが)が黒マスになり、数字の分の白マスが伸びます。


けっこう埋まりました。
ここまで基本、黒どこと入口のパターンは同じだったりします。
黒どこを知っている人ならわりとサクサク進むのではないでしょうか。

が、ぬりみさきというパズルはここからがやっかいなのです。


・ ○でないのに岬になってしまいそうなマスを探す



左下のに着目。
ここが黒マスになってしまうと、その下のマスが○でないのに岬になってしまいます。
つまりは白マスです。

これがわかりにくいんだよなー初めて解く人には。
ニコリ投稿向けにぬりみさきを作る場合は、簡単な問題でこの手筋をナチュラルに入れないように注意したほうがよいと思います。


・ 白マスひとつながりルール、2×2カタマリ禁ルールのマスを探す


ぬりかべのような感じで、白マスひとつながり、2×2カタマリ禁ルールもこのパズルでは活躍します。
画像のは黒マスになってしまうと下の白マスのつながりが孤立してしまうので、白マスです。


というようなことを繰り返すと、完成します。




ダブルチョコの記事でも解き方解説をしましたが、やっぱダブルチョコと比べるとらくらく問題でも圧倒的に考える要素が多いのですよね。
ここをクリアできれば手筋の豊富さは他のパズルに引けを取らないので、いかにらくらく問題をらくらくに作れるかが今後の昇格のポイントかなという感じがします。


最後に、ぬりみさきのテーマソングを制作しました。
聞いてください。


司会
「あなたのためならどこまでも。
 ついてゆきます岬の果てへ。
 白マスと黒マスの逢瀬は永遠(とわ)に。

 さあ歌っていただきましょう。
 半袖で、『ぬりみさき』」


ぬりみさき  作詞作曲:半袖

(Aメロ)
どこまで往くの この白ます
波のしぶきに 白丸(あなた)を探す
行けども行けども 分断禁
黒ますの海 果てしなく

(Bメロ)
この岬は どこへ向かうの
定食か二軍か オモパの墓場か〜

(サビ)
ぬ〜るり〜 ぬ〜るり〜らら〜
貴方と塗りたい ぬりみさき〜

posted by 半袖 at 20:04| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル