2020年04月07日

若者よ、パズルBOX(7月発売予定)に投稿しよう

若者の皆さんこんにちわ。半袖おにいさんです。

このブログのここ数年の裏テーマとして、「若手パズル作家の育成」というのがあります。育成です。おぉっとなんだなんだ半袖おにいさん。毎度のことながらいきなり上から目線のイキりブログかぁ!?
いやまあ待ちなされ。育成というとイキったかんじではあるが、なんというんでしょう興味喚起といいますか。ブログをご覧になった若者の皆さんに、少しでもニコリに問題を投稿するきっかけとなるような記事を投稿していきたいよね、というのはここ数年、パズル歴だけおじさんいやおにいさんが心掛けている部分ではあります。

そこで今回おにいさんがイキり気味に若者諸君に提言したいのが、表題だ。
若者よ、パズルBOXに投稿しよう。送れば載るぞ。
無料で本が手に入り、コレ(指でお金マーク)が入る。コレ。


◆「パズルBOX14」が今年7月に発売予定。

ニコリでは、ニコリ本誌への掲載から惜しくも漏れてしまった問題を拾う「別冊」というものがあります。最近で言いますと「ザ・ペンシルパズル2020」や「ペンシルパズル選書シリーズ」ですね。「気がるにシリーズ」「まるごとパズルシリーズ」などの依頼オンリー本もありますが、ニコリ本誌と同じサイズの問題が掲載されている別冊は、基本すべて自由投稿の本です。

そしてこのほど、今年7月に「パズルBOX14」の発売がこっそり発表されました。ほんとこっそりなんだよいつも。ニコリWEBの発売予定を注視してないと気付かないのだ。
で、このシリーズも自由投稿の別冊なので、誰でも問題を送れば掲載のチャンスがあります。


◆「パズルBOX」シリーズとは。

前号「パズルBOX13」(2018年5月発売)の目次がまだ公開されてるので、見てみましょう。


パズルBOX │ WEBニコリ

特徴はとにかく、「掲載パズルの種類が多い」ということです。
前号vol.13はなんと60種類。失礼な言い方をすれば、へぇーこんなパズルの問題投稿あったんすね(笑)ふぉーこんなパズルあったわー忘れてたわー(笑)などといったイキり半袖おにいさんの琴線に触れるパズルも多く掲載されています。ニコリ社すみません。興味喚起のためには若干の誇張表現も必要なんです。興味喚起。


◆解説!予想屋半袖の「これが載りやすいパズルだ」

というわけでこの7月発売の「パズルBOX14」向けに問題を作って送ろうぜ、ということなんですが、まずは直近3号(vol.11〜13)の掲載パズルを調べてみました。


※特集枠での掲載パズルを除く。

な。なんでも載ってるっしょ。あったなー因子の部屋とか。
この中から、わたくし半袖セレクションの「載りやすそうなパズル」を以下予想してみました。

@ 上のほうのパズル全般
おすすめです。昔々のパズルたち。競争率低いです。売り手市場です。ぜひぜひ作ってみましょう。
パズル自身も、もうワシのような30年前のパズルが出る幕はないのう。と嘆いているはずです。皆さんの若い力により、古豪パズルに血の入れ替えをしていきましょう。
下手すりゃ皆さんの投稿がなければvol.14は掲載されないパズルも出てくるかもしれません。たとえば私はパズルBOX向けに「ナンスケ」を毎号投稿していますが、おそらくナンスケなんか送ってるのは私とみのりさんくらいしかいません。3枠以上の掲載枠があればフリーパス掲載まちがいない。2枠だったら、まー我々2名の牙城を崩してみたまえって感じだね。みのり兄貴!いやぼやかして姉貴!まだまだ俺ら若けぇモンには負けねぇっすよね!

A パズルスクエアでよく作っている過去オモパ
パズルスクエアの誕生で、ニコリ本誌では見かけなくなったパズルもweb上で自由に出題できるようになりました。若手パズル作家の皆さんにも、このパズル好きなんだけど発表する場がないんだよなー、かぁ〜っ、というパズルが一つや二つあるはずです。
なので、ここです。ここのタイミングでニコリへ投稿しましょう。過去オモパの中からパズルスクエアでの人気度で上から順に挙げると「さしがね」「LITS」「ホタルビーム」「アイスバーン」「ストストーン」あたりでしょうか。
って、あれ?ホタルビームが?BOX掲載パズルリストの中に?・・・ないんだが!?
おぉーいニコリ編集部!!!
どうなってんだ!!!ホタルビーム載ってねーぞー!!!

B 最近まで2軍にいた(もしくは今2軍の)オモパの中サイズ
これも狙い目です。2軍オモパの中サイズが載るのは「パズルBOX」か「ザ・ペンシルパズルシリーズ」くらいしかなく、パズルBOXなら既に誌面から退いているオモパも中サイズ掲載のチャンスがあります。
具体的には直近数年くらいまで本誌誌面をにぎわせていた「流れるループ」「ウソワン」「ドッスンフワリ」「月か太陽」「ストストーン」あたりですね。鮮度が大切。このへんはいい問題が送られてくれば、間違いなく掲載のチャンスがあると思われます。
もちろんいま2軍の「ダブルチョコ」「ぬりみさき」「ミッドループ」も、中サイズが複数問掲載される可能性もあるでしょう。もしかすると誌面構成によっては、まだオモパコーナーにいる「ドッチループ」「国境を越えて繋がれ」あたりにもチャンスがあるかもしれません。すべて半袖おにいさんの予想であることを忘れぬようにね。


◆いつまでに問題を送ればよいか

ここまで書いといていまさらアレなんだけど、どうなんだろうね。
そもそも発売まで3ヶ月を切っている今、まだ間に合うのかどうか。

でもたぶん大丈夫だとおもいます。前号vol.13の私の投稿状況を確認したところ、今号換算で言えば「今月末」までに送ればvol.14向け問題として拾ってもらえる気がします。気ね。ダメだったらすみません。


▲前号、せこせこしく低競争率オモパの投稿を固めた私。

仮にすでに掲載問題選考が始まりつつあるとしても、今月のタイミングで若手パズル作家の皆さんから問題投稿が揃えば、編集部の皆さんも検討してくれるはずです。さしがね50問とか送り付けてやりましょう。泣いて喜んでくれると思います。

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以上、おわかりいただけただろうか、若者諸君。
わかったら、今すぐ紙と鉛筆、いやもとい若者たちはスマホとかで作ってたりするのか?を持って、パズル制作に取り掛かろう。
え?新年度でいろいろ忙しい?昔のパズルなんて知らないよー、だぁ?
あぁん?甘ったれんなクソガキども!
いくぞ鉛筆用意!さしがね1問目!ドドン!(太鼓の音)
2問目!ドドン!(太鼓の音)

深夜2時まで鳴りやまぬ太鼓の音。
令和のニコリ若手パズル界も安泰であることよ・・・
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2020年04月05日

インターネット界のパズル史20年くらいを振り返る。(第4章)

こんにちわ。半袖です。

ついに完結(予定)、インターネット界のパズル史20年ちょいを振り返る。の第4章。
2019年に起こったパズル界の様々な変革と、これからのインターネットパズル界はどうなっていくのか、私なりになんとなく展望してみました。


◆注意事項

  • 間違っている内容を記載していたらすみません。本記事コメント欄などでお知らせください。

  • 個人のホームページなどはほとんどがリンク切れとなっております。URLは分かる範囲で記載してまして、興味のある方はInternet Archiveで調べるとアーカイブが残ってたりしますので、こっそりお調べください。

  • パズル作家のペンネームを承諾なしにご紹介しています。俺は載せるな!などありましたらすみません。コメント欄でお知らせください。





◆目次




【第4章:2019年くらい〜これから】
インターネットパズル史は新たな時代へ


■パズルスクエアとスマニコリの誕生
■Twitterパズル界の繁栄
■その他最近のインターネットパズル界のトピック
■インターネットパズル界は今後どこへ向かうのか


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■パズルスクエアとスマニコリの誕生

第3章で触れたとおり、2018年にニコリコムがサービスを終了。「パズルとかもう紙と鉛筆で解くのめんどくさいぜ!」というデジタル派解き手の皆さんは、ニコリコム終了を受け突如としてデジタルパズル難民となってしまったのでした。

そんな中、2019年にニコリコムに代わる2つのオンラインパズルサイトが誕生します。
まず5月に公開されたのが、にょろっぴぃさん(@nyoroppyi)の発案に齊藤すばるさん(@Subaru_Saito)が応える形で誕生したパズルスクエア(http://puzsq.sakura.ne.jp/main/index.phpです。





オープン当初から大盛況でたくさんの問題が投稿され、2020年現在では7000問を超える問題を無料で解くことができます。
ぱずぷれに登録されているパズルを中心に、ニコリ以外(世界パズル選手権など)でおなじみのパズルなども掲載されているのが特徴で、パズル界の様々な垣根を越えたパズル出題サイトとして今後も繁栄していくことでしょう。


▲私もたまに問題を投稿してますんでお楽しみください。

パズルスクエア公開1か月後の6月、本家のニコリ社ではスマニコリが公開されます。
出ました! 「スマニコリ」公開中!


スマートフォン専用アプリで、こちらも基本無料。
私は残念ながらクソ古いスマホを使ってるんでスマニコリでは遊べないんですが、そんな方々のために「紙版スマニコリ」のサービス開始もこのほど発表されました。
(秋)の雑記 新サービスのお知らせ

現状は問題の出題のみのサイトですが、今後はニコリコム時代にあったような、ニコリのパズルコミュニティ形成につながるようなコンテンツが追加していくといいなあと思ってます。たとえばすぐに取り掛かれる案としまして、出題問題なんかは現状の依頼作家のみのくくりを取っ払って自由投稿にして、ネット上で活躍されている若手作家の方に門戸を開いたほうがいいんじゃねーかなーと思うんですけどね。自分の問題が載ればTwitterで宣伝してくれるだろうし。ニコリ社の人見てたら検討してくれー。


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■Twitterパズル界の繁栄

第3章で取り上げたTwitterにも大きな変化が生じ始めています。
青い厚揚げさん(@aoiatuage)を中心に、ヤジリンをTwitter上で出題する人が2018年より急増。2019年はTwitter上が空前のヤジリンブームとなります。
またTwitter上での早解き大会やパズルコンテストの開催も活況で、最近では土日はほぼ何らかの早解き大会やパズル企画が開催されています。特に早解きに関しては、WPCなどに出場する競技パズル勢の皆さんも巻き込んで大変にぎわいを見せていますね。
それ以外にも様々なパズルに関する自主企画が、Twitterをプラットフォームとして数多く展開されるようになりました。



▲青い厚揚げさんによるヤジリン大会。だいたい毎月2回開催されている。


白岡市民さん(@Whitehill9)が更新している「パズルカレンダー(https://citizen-puzzle.hatenablog.com/entry/2019/05/13/222151」。もともと海外のパズルコンテストの日程をまとめるために制作されたようですが、現在ではTwitterパズル界で日々開催される早解き大会やパズル企画の日程も更新されています。


ふーなんとかさん(@fuwa_lica_chan)さんによる「成宮由愛と学ぶ!ヘルゴルフ作問基礎」。Twitter上で募ったメンバーでパズル同人誌を制作したり、Twitter上で積極的にパズル活動を展開されている方の一人。


といった感じの、Twitterを中心に活躍されている10代〜20代の若手パズル作家の方々のコミュニティを私は何となく「Twitterパズル界」とくくらせていただいてます。勝手にくくってすみません。イメージ的には「お笑い第七世代」とかと似ていて、パズルの楽しみ方に新たな価値観が生まれつつあるのではないか、と感じています。このへん最後にまとめるよ。


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■その他最近のインターネットパズル界のトピック

●「ペンシルパズルガチャ」「ペンシルパズルソルバー」の公開

パズルの問題自動生成やソルバー制作は、数独やナンバーリンクなどを中心に昔から研究されていました。その流れに大きな変革をもたらしたのが、みゃーみゃさん(@3892myamya)制作のペンシルパズルガチャペンシルパズルソルバーです。


▲ブログのへやわけ問題を解いていただいた。難易度たいへん判定。正しい。

ペンシルパズルガチャは現在21種類のパズルの問題自動生成ができ、ペンシルパズルソルバーは現在60種類くらいのパズルを自動で解いてくれるそうです。すげー。
2020年現在、将棋界や囲碁界ではすでに序中盤の研究をコンピューターの協力なしでは進められない程度までAIの活用が発達していますが、ペンシルパズル界においてもそう遠くない未来に、難しさだけでなく楽しさも評価関数にして問題を自動生成できる「ペンシルパズルAI」の波がやって来ると思っています。たのしみですね。

●動画配信の流行

パズルの動画配信も流行の兆しを見せています。以前からニコ生で動画配信を行っていたけえしいさん(@kc_puz7)のほか、Y.Y.さん(@AtrainGrooverYY)はツイキャスでお仲間といっしょにへやわけ座談会を開催。そしてニコリ社もついにYouTubeのアカウントを取得しました。
株式会社ニコリ - YouTube


▲現在動画2本。このまま終わらぬことを祈るばかりであります。

リアルタイムでパズルのトークができるのはとても楽しいです。このあたりの動画配信の流れは2020年以降、さらに拡大していくのではないかと感じています。


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■インターネットパズル界は今後どこへ向かうのか

もーすげー長くなっちゃったよ第4章。
それだけ直近の1年間くらいに、インターネットパズル界に様々な変動があったということなんだとおもいます。
以下4章までまとめてみてのポイントを、3点にまとめました。


◆インターネットパズル界はいつだって若者の文化だ
インターネットパズル史20年。どこを切り取っても、時代を作ってきたのは10代〜20代の学生・若者の皆さんでありましたね。
第4章に出てきた話題を全然知らねーぞという30代40代ニコリのパズル好きの皆さん。大丈夫です。もう我々の時代ではないのです。
私は昨年、インターネットパズル界の様々な変革が起こっていくのをタイムラインの外側から眺めていて、こりゃー置いてかれるぞと危機感を感じました。パズル会議(@puzzlekaigi)に参加してみたり、YouTubeで動画配信してみたり、若々しい皆さんのタイムラインに付いていこうとしましたが、半袖おにいさん(36歳)には川の流れが速すぎました。これからのインターネットパズル界は後進の方々に任せて、我々30代40代はゆるやかな小川に漬かりながら、暖かい目で若者の活躍を見守っていきましょう。でもニコリの本誌掲載は死守な。

◆もはや「ニコリに載る」はすべての人の目標ではない
暖かく見守っていきましょう、と言ってみたものの、ひとつ気になる点があります。
今回まとめた中の第3章くらいまでのパズル史には、ネット界で様々な動きがありながらも「ニコリに名前が載る」というのはおそらく作り手・解き手どちらにとっても共通の目標でした。しかし第4章、去年くらいにTwitter経由などでパズルの世界に入った方々にとっては、ネット上の早解き企画に参加したり、パズルをTwitterに公開して多くの方から反応をもらったり、といったところに一番の楽しさを感じている方も多いはずです。パズルの楽しみ方が様々な形に拡がっている、ということですね。
こういった傾向はパズル界だけでなくすべての業界で起こっていることで、今後もその勢いは加速していくことでしょう。まーあれだ、ニコリ社がんばれ、ってことですね。もうちょっとTwitterパズル界と交流持ったほうがいいと思うぜ。外野は気が楽でよい。

◆とりあえず、パズルを解こう、そして語ろう
ここまで長々とインターネットパズル史の変遷を辿ってきたわけですが、まとめるとまあ、パズルを解こう、ってことだ。
解くことで感想が浮かんで、それを机の上の日記にしたためるでもいいんだけど、せっかくネットがあるんだからそれをネット上で語ろうぜ、というのが、これまでパズル界の先人が紡いできた20年あまりのインターネットパズル史なのではないかと思います。
これからもたくさんパズルを解いて作って、たくさん語っていきましょう。


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おしまい。では20年後の2040年くらいにまたお会いしましょう。

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2020年04月04日

インターネット界のパズル史20年くらいを振り返る。(第3章)

こんにちわ。半袖です。

インターネット界のパズル史20年ちょいを振り返る。の第3章です。
個人ホームページでの情報発信から始まったインターネットパズル史の流行は、2000年代にブログへ変化。そして2010年代はいよいよSNS時代の到来であります。
題して「ブログは終わった、これからはTwitterだ時代」です。


◆注意事項

  • 間違っている内容を記載していたらすみません。本記事コメント欄などでお知らせください。

  • 個人のホームページなどはほとんどがリンク切れとなっております。URLは分かる範囲で記載してまして、興味のある方はInternet Archiveで調べるとアーカイブが残ってたりしますので、こっそりお調べください。

  • パズル作家のペンネームを承諾なしにご紹介しています。俺は載せるな!などありましたらすみません。コメント欄でお知らせください。





◆目次




【第3章:2011年〜2018年くらい】
ブログは終わった、これからはTwitterだ時代


■Twitterでの情報発信がパズル界の主流に
■ブログは終わった、いややっぱ終わってないか
■ホームページ文化の終焉


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■Twitterでの情報発信がパズル界の主流に

2000年代後半より、Facebookやmixi、TwitterなどのSNSが日本国内で流行。パズル界ではもともと本名ではなくペンネームでお互いを認識しあう関係でしたので、SNSの中でもオープンでつながり方が緩いTwitterが流行します。


▲私の初ツイート。2010年5月。
パズル勢の中では比較的後発組か。


当初は簡易ブログの延長線上的な使われ方でしたが、2010年以降くらいから作り手/解き手に関わらずユーザー数が増えていき、パズル界の一大コミュニティとして発展していきます。第1章でも触れましたがパズル界のコミュニティの元祖は掲示板文化だったので、パズルに関する話をゆるく拡げるならブログよりもTwitterのほうが向いていたのかもしれません。

Twitterは2020年となった現在においても、パズルの話題の最先端の情報発信場所として変わりはありません。
が、2000年ごろのホームページ時代に20代30代でワイワイやってた皆さんは、もう40代50代のおじさんおばs、いや紳士淑女。かたや令和の今の時代にパズルに触れたナウなヤングな若者は当然10代。下手すりゃお子さんと同年代、もしくはそれ以上だったりします。

ということで現在においては、Twitter界のコミュニティがこれまでの「ニコリスト」という括りだけでなく、様々な形に分派してきている時代と言えるでしょう。このあたりも第3章に入れようと思ったんだけど、長くなりそうなので第4章で詳しく書きますよ。


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■ブログは終わった、いややっぱ終わってないか

終わったとか書いたんですけど、まー見出しはちょっと目立つくらいがいいからね。終わってないねぜんぜん。

第2章で書きました通り、パズル制作・出題サービスの発達とともにパズル問題を投稿するブログが次々と誕生しました。この流れは2010年代も変わらずで、多くのパズル作家がブログを立ち上げています。2000年代と比較すると、パソコンではなくスマートフォンで問題を解く人が増えたため、サイズは10×10での出題が主流となってきました。

●トクナキラさん(トクナキラのパズル工房)http://puzzleblog542.blog.fc2.com/
●とおんきごうさん(とおんきごうのブログ)https://toonkigou.hatenadiary.org/
●黄色い烏さん(黄色いパズル)http://kiiroipazuru.blog.fc2.com/
他多数。紹介しきれなくてスマン。

Twitterはログが流れていってしまうので、問題をストックする場としてブログは未だ多くのパズルユーザーに使われているようです。問題投稿ではなく、特定のパズルの話題を記事にするといった役割はTwitterのほうに吸収された感はありますが、2018年より始まったペンシルパズルアドベントカレンダー(https://adventar.org/calendars/4262のような企画内でパズルへの想いを記事にしたりなど、新たなブログの使われ方も始まりつつあります。


▲若手パズル作家や早解き世界大会参加者などが様々な記事を発表した「ペンシルパズルアドベントカレンダー」(ホームレストランさん主催)。これからも12月の定番企画になりそう。



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■ホームページ文化の終焉

こっちは終わったな。完全に。まちがいない。
もともとホームページ制作というのは、インターネット回線を契約しているプロバイダーの付随サービスという形で多くの方が作り始めました。が、そんなサービスを20年あまりにもわたって継続できるわけがなく、サービス終了とともに多くのパズル系ホームページが徐々に姿を消していきます。
そのトドメとなったのが2019年の「Yahoo!ジオシティーズ」の終了です。これでパズル系のホームページはほぼ全滅してしまったと言っていいでしょう。もったいないですねー。


▲消えてしまったコンテンツ例@。あさおきたんさんの「物語オモパの歴史(http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Poplar/2112/omopashi/)」。ニコリ21号「線を引く」から96号「天体ショー」までに登場したオモパを歴史書風にまとめた神コンテンツでした。


▲消えてしまったコンテンツ例A。にゃんこばずうかさんの「へやわけ用語の基礎知識(http://www.kamome.or.jp/nyanbaz/heyaroom/heyadas/heyadas.html)」。あるパズルの手筋を体系的にまとめたのはにゃんばずさんのこれが初めてだったでしょう。その後、ペンシルパズルwikiの中で復刻されています。

ホームページ文化の終焉はニコリ社にも余波が及びました。
第2章で触れた「ニコリコム」も、2018年にサービスを終了します。要因として大きかったのはやはり、web上でパズルを解く文化がパソコン→スマートフォンに切り替わったのが大きいでしょう。ニコリコムはFLASHを使っていたため(2020年にサービス終了予定)、やむを得ない閉鎖だったのかもしれません。


▲現在のニコリコム跡地。楽しかったあの頃。

一時はFLASHを使わない形でのリニューアルも検討されていたようですが、そもそもモバイル端末で解くということを念頭に入れるならば、出題方法含め大幅な刷新が必要となります。
そこで1年後の2019年、満を持してスタートしたニコリ社の新サービスが「スマニコリ」であり、ニコリ社とは別軸で誕生したパズル出題サイトが「パズルスクエア」でありました。(第4章に続く)


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【第4章:2019年くらい〜これから】
インターネットパズル史は新たな時代へ

に続きます。
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2020年04月03日

インターネット界のパズル史20年くらいを振り返る。(第2章)

こんにちわ。半袖です。

インターネット界のパズル史20年ちょいを振り返る。の第2章です。
前記事の第1章(2000年以前〜2005年くらい)では、個人ホームページの誕生によりインターネットの世界でパズルの交流が始まった、ネットパズル史草創期を振り返りました。
第2章はその後の5年間、2005〜2010年くらいまでを振り返ります。
題して「ホームページは終わった、これからはブログだ時代」です。


◆注意事項

  • 間違っている内容を記載していたらすみません。本記事コメント欄などでお知らせください。

  • 個人のホームページなどはほとんどがリンク切れとなっております。URLは分かる範囲で記載してまして、興味のある方はInternet Archiveで調べるとアーカイブが残ってたりしますので、こっそりお調べください。

  • パズル作家のペンネームを承諾なしにご紹介しています。俺は載せるな!などありましたらすみません。コメント欄でお知らせください。





◆目次

  • 【第1章:2000年以前〜2005年くらい】
    個人ホームページ全盛期時代
     →4月2日公開済み

  • 【第2章:2006年〜2010年くらい】
    ホームページは終わった、これからはブログだ時代→4月3日公開

  • 【第3章:2011年〜2018年くらい】
    ブログは終わった、これからはTwitterだ時代→4月4日公開予定

  • 【第4章:2019年〜これから】
    インターネットパズル史は新たな時代へ→4月5日公開予定






【第2章:2006年〜2010年くらい】
ホームページは終わった、これからはブログだ時代


■パズル情報発信の主軸はホームページからブログへ
■パズル制作・出題サービスの進化
■ニコリコムの誕生
■その他この時代のインターネットパズル史動向


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■パズル情報発信の主軸はホームページからブログへ

2000年代半ばごろ、パズル界のネット上での情報発信の流れに変化が生まれます。
それまでホームページで情報発信をしていた人たちが、相次いで「ブログ」を立ち上げたのです。

●ほとんどがパズルです。(赤い魔術師さん)https://hotondo.hatenadiary.org/
●まいなすよんな日々(まいなすよんさん)https://mainasuyon.hatenadiary.org/

パズル作家ブログの一例。作り手・解き手に関わらず、まーたくさんのブログがありました。ニコリ界でははてなダイアリーが人気でしたね。


▲ももてれう氏のブログにフィルオミノの推し手筋を長文でゴリ押す私。

記事にする内容としてはホームページ時代と変わらず、ニコリ最新号の話題や特定のパズルに関する話題が中心だったのですが、コミュニケーション手段に変化が生じました。ブログは記事ごとにコメントが付けられるため、記事に対する感想はブログのコメント欄で完結するようになったんですね。ということでネット上でのパズル情報交換はブログだけで済んでしまう時代となり、以後パズル界でのホームページや掲示板の文化は徐々に廃れていきます。ホームページはその後も資材置き場的な役割でもう少し残るんですが。

まーブログはとにかく楽だからね。サッと更新できるのがよい。自作ホームページ設立に向けhtmlやCSSを学習した我々の努力は何だったんでしょうかという感じであります。

それとブログが流行った理由がもうひとつ。この次の段落で紹介するのですが、ちょうど時を同じくして「パズルをweb上で解く」ための様々なサービスが誕生し、問題を自由に発表できるようになったことが大きいです。ということで次へ。


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■パズル制作・出題サービスの進化

2000年代初頭、パズル作りは手書き、もしくはExcelなどの表計算ソフトをマス目状にして使うのが主流でした。その流れが変わったのが、めりりんさん(@merrilin819)が作ったPencilBox(http://pencilbox.osdn.jp/の誕生であります。


▲まー神ソフトだね。まちがいない。

ニコリ定食系パズル作成支援ツールの元祖ともいえるもので、現在でも(私もですが)使っている方が多数いらっしゃいます。ニコリ社でも一部依頼原稿のやり取りなどで使われているそうです。

PencilBoxにより、「パソコン上でパズルを作る」環境は格段に向上しました。
では「解く」のほうはどうか。
第1章で「パズル画廊」を紹介しましたが、より気軽に出題ができるサービスとして、へやわけアプレット(https://heyawake.hatenadiary.org/が2005年に公開されます。


▲へやわけアプレットがあったから今の私のパズル人生がある。マジで。

2ちゃんねるパズル板のへやわけスレとかを見ていただくとわかりやすいのですが、へやわけはもともと

aaa
bbb
ccc

a=2
c=1


みたいな感じで数字とアルファベットで問題を出題する文化がありました。この文字列からURLを生成し、Javaアプレット上で問題を解けるようにしたのがへやわけアプレットであります。

へやわけアプレットが誕生したことにより、木兄さん(主にへやわけ保管庫)https://mokuani.hatenablog.com/私(半袖の隠れ家)http://hansode.sblo.jp/など自分のブログでへやわけ問題を投稿する作家の皆さんが現れました。

▲私のブログ(旧)。大学の授業をサボり、教育テレビを見ながらへやわけを孤独に制作していた。求道者だね。

へやわけアプレットを皮切りに、様々なパズル制作・出題サービスが公開されます。
2006年にPencilBoxの問題のURL出力ができるサービス「カンペン」が誕生。そしてPencilBoxにない2軍パズルなども含めweb上で制作・出題ができるはっぱさん(@sabo2)の「ぱずぷれ」(http://pzv.jp/も2006年末に公開されました。
※このあたりのweb上パズル制作・出題の歴史に関する記述ははっぱさんのこの記事を参考にさせていただきました
ぱずぷれの誕生でへやわけ以外の問題を発表するブログ(裏ましゅさんhttp://uramasyu.blog80.fc2.com/など)もこのあと多く誕生していきます。

かくしてニコリのパズルは、「ニコリへ投稿する→問題が掲載される→誌面で解いてもらう」というこれまでの流れに加えて、「ニコリへ投稿せず自分のブログで出題する→PC上で解いてもらう」という、新たな潮流が生まれたのでした。以後この潮流はTwitterの登場により、さらなる進化を迎えることとなります。(第3章か第4章に書く。引っ張るねー)


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■ニコリコムの誕生

さて本家のニコリ社でも、このころ大きな出来事が起こりました。
第1章で紹介した「Puzzle Japan」が諸般のウニュウニュな事情で閉鎖。しかし閉鎖のすぐあと2006年末にニコリコム(http://www.nikoli.com/で復活を遂げます。


▲ニコリコム みんなのページ。

PuzzleJapan同様に1日数問の問題出題と合わせ、ニコリ本誌でも展開しているコンテストの実施、作家インタビューや座談会、早解き大会などニコリらしいコンテンツが盛りだくさんで賑わいました。ニコリコムの問題は紙媒体と比べ難易度が高く実験的な問題も多く出題されたので、各パズルの新しい手筋の発展にもつながりました。海外のユーザーも多く、問題のコメント欄には英語のコメントも多数寄せられました。

ニコリ公式のネット経由情報発信という形でこれだけ多くの方にニコリのパズルのおもしろさを伝えたという部分で、非常に貢献度の高いコンテンツだったとおもいます。


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■その他この時代のインターネットパズル史動向

●世界で「Sudoku」が大ブームに(2005年)
突如としてニコリの「Sudoku」が世界中で人気に。Sudoku経由で、ニコリの他のパズルも世界に波及していくこととなります。またWPC(世界パズル選手権)、WSC(世界数独選手権)ではこの頃から日本が上位常連国として毎年好成績を挙げるようになり、大会の出場者を中心にニコリ界隈とは別のコミュニティが以後発達していきます。このへんの話もこのあとの章で触れておきたい。

●パズルの動画配信
YouTubeやニコニコ動画ができたのもこのころ。パズルを解いている様子や作っている様子を動画で撮ってUPしたり、生配信サイトによるリアルタイム制作配信をしたりなど、パズル界での動画コンテンツの流れがごく一部ですがこの頃より始まっています。


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【第3章:2011年〜2018年くらい】
ブログは終わった、これからはTwitterだ時代

に続きます。
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2020年04月02日

インターネット界のパズル史20年くらいを振り返る。(第1章)

こんにちわ。半袖です。

パズル通信ニコリは2020年の今年で40周年。3月発売の170号より40周年記念号ということで、様々な企画がスタートしています。

で、表題です。
インターネット界でニコリのパズルが語られるようになってどれくらいかと言いますと、だいたい20年ちょいになるとおもわれます。私は2000年代前半くらいからネット上のパズルコンテンツに触れるようになりましたが、まーいろんなことが起こりました。そしてその多くはすでにネット上から姿を消し、我々ロートルパズル作家の、おいそこの若いの、わしが若かったころはのぉ、ぶつぶつ、といった自慢話、自虐話、思い出話に姿を変えつつあります。
じゃあ残そうではないか、なるべく当時からの脚色の無い形で。でもちょっとあの頃は良かった懐古的な脚色も入れちゃったりしてね、といったトピックだよ。
本日公開の第1章より全4回、4日間連続アップ予定です。



◆注意事項

  • 間違っている内容を記載していたらすみません。本記事コメント欄などでお知らせください。

  • 個人のホームページなどはほとんどがリンク切れとなっております。URLは分かる範囲で記載してまして、興味のある方はInternet Archiveで調べるとアーカイブが残ってたりしますので、こっそりお調べください。

  • パズル作家のペンネームを承諾なしにご紹介しています。俺は載せるな!などありましたらすみません。コメント欄でお知らせください。





◆目次

  • 【第1章:2000年以前〜2005年くらい】
    個人ホームページ全盛期時代 →4月2日公開

  • 【第2章:2006年〜2010年くらい】
    ホームページは終わった、これからはブログだ時代→4月3日公開予定

  • 【第3章:2011年〜2018年くらい】
    ブログは終わった、これからはTwitterだ時代→4月4日公開予定

  • 【第4章:2019年〜これから】
    インターネットパズル史は新たな時代へ→4月5日公開予定






【2000年以前〜2005年くらい】
個人ホームページ全盛期時代


■パズル作家が自分のホームページで情報発信
■掲示板文化の隆盛
■パズル同好会の誕生
■パソコン上でパズルを解く文化の誕生


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■パズル作家が自分のホームページで情報発信

インターネットでのパズル史は、日本のインターネット史とほぼ同じ変遷を辿っていると言っていいでしょう。
時は1990年代後半、世紀末。インターネットの夜明けとともに、誰でも自分のホームページを持つことができるようになりました。

ニコリのパズル界においても、多くの作家や読者の方が自分のホームページを持つようになり、ネット上での作家同士の交流、読者同士の交流、さらにはニコリ社員と読者間でのつながりが生まれました。もともとニコリは放談会(オフ会のようなもの)での読者間交流があったので、インターネット文化との相性はよかったのかもしれません。

パズル作家のホームページをちょっと調べてみたところ、福本栄治さんの不定期刊ニコリスト(http://www01.tcp-ip.or.jp/~fukumoto/nikoli/はどうやら1996年時点で公開しており中でもかなり古そうか。その後1998年〜99年にかけておらけさん(http://www.din.or.jp/~olake/にゃんこばずうかさん(http://www.kojin.or.jp/nyanbaz/小見枝まやさん(http://member.nifty.ne.jp/GREAT/などのホームページがスタートしていたようです。俺の名前がないぞという方すみません。皆さんのホームページも毎日チェックしてました。
ちなみにニコリの公式ホームページ(https://www.nikoli.co.jp/ja/も1999年ごろよりオープンしています。


▲当時のにゃんこばずうかさんのホームページスクショ。
いったいにゃんばずさんとはどんな人なんだ、いや猫なのか、と思いを巡らせた記憶がある。
本人許諾なしで掲載はさすがにまずいでしょうかね。
まー歴史的価値あるからね。心の広いお方だから。だいじょうぶだよきっと。今度お会いしたら謝ります。


ホームページのコンテンツは様々で、パズル日記やニコリへの掲載記録、パズルの手筋紹介やマニアックな企画、そしてパズルに関係ない他の趣味の話題まで様々でした。なにせ「自分のことを全世界へ発信する」という行為自体が当時は初めてのことであり、パズル界だけでなくすべての趣味において一気に情報が拡散された時代でもあるでしょう。


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■掲示板文化の隆盛

そしてホームページと合わせて当時インターネット界をにぎわせたのは、「掲示板」です。
令和を生きる若々しい学生の皆さんなどは知らないかもだけど、当時はTwitterはおろか、SNSというものが存在しなかったのだよ。そこでホームページ管理人⇔ユーザーとの交流の場が、掲示板だったのでありました。


▲令和の時代においても貴重な掲示板ログが残る「月刊ニコリスト(http://www.nikoli.co.jp/getsuniko/」のニコリスト掲示板。
大学生当時の半袖がコメントを残しているのを発見。


上記のような雑談はもちろん、現代のTwitterパズルクラスタ(濃いめ)のようなかなりマニアックなパズル議論が、深夜まで繰り広げられていたのでした。風紀はいつの日もよいというわけではなく。荒れたりもしたあの夜。まーみんな若かったから。そんなもんだよ、うん。

掲示板といえばそうそう、2ちゃんねるにもパズル関連の話題が波及したりしたのでした。
パズル板が誕生したのが2004年。さらに歴史を辿るとパズル板誕生より古く、2001年に趣味一般板に「クロスワードなどのパズル」スレッドが誕生します。


▲なんとログが残っていた。クロスワードなどのパズル
3レス目から早くもRockだね。


パズル界のネットWatch的立ち位置でしたので、2000年代前半のパズル界の出来事・事件はこのスレを辿れば伺い知ることができます。過去に思いを馳せたい紳士淑女はぜひぜひご覧ください。2chパズルスレ パズル倉庫(http://www.geocities.co.jp/Playtown/1180/からアーカイブを辿るのがよろしいかと思われます。


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■パズル同好会の誕生

ネット上でのコミュニティが形成されたことにより、そのつながりがオフラインの場に波及したのもこの頃です。
当時から大活躍していたパズル作家・チェバの定理さん(現・ビラがパズルの人こと東田大志さん)が2003年に立ち上げたのが、京都大学パズル同好会「パズル党」(https://s.maho.jp/homepage/a9e963d92e0eb0c8/


▲チェバさんのパズル党ホームページ。

京大の同好会スタートをきっかけに、全国の高校や大学にパズル同好会が誕生する機運が高まりました。東京大学パズル同好会など、京大以外でも現代で活動が続くサークルもあります。当時から(というかそれより以前も)、ニコリのパズル界を牽引していたのは高校生〜大学生の若者の皆さんだったのですね。


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■パソコン上でパズルを解く文化の誕生

インターネットの世界にパズルが広まったことで、「パソコン上でパズルを解く」という試みも始まります。
草創期にスタートしたサービスがPuzzle Japan(http://www.puzzle.jp/です。
ペンシルパズルを毎日有料配信する「Puzzle Japan」が開設

問題の提供を皆さんおなじみニコリ社、web上でパズルを解けるシステム提供をタイムインターメディア社が準備し、2002年に事業がスタートしました。ニコリ関連のサービスとしては珍しく「エデル」(お絵かきロジック)の問題提供があったのも特色でした。Puzzle Japanは諸般の事情で2006年に閉鎖となりますが、その後すぐニコリ社お手製のオンラインパズルサイトニコリコム(http://www.nikoli.com/へ移行することとなります。(このへんは次章で記載予定)

「パソコン上でパズルを解く」は、ニコリ以外の場所でも有志の方々による開発がこのころ始まりました。プロトタイプともいえるのが、2003年に公開されたパズル画廊(http://f21.aaacafe.ne.jp/~trick/です。


▲先述の2ちゃんねるパズルスレで開発が進められた「パズル画廊」。現在の「パズルスクエア」の遠い祖先とも言えるかも。

ぬりかべなど数種類のパズルをパソコン上で自由に出題→解くことができたパズル画廊。問題の評価や感想コメントも残すことができ、当時としては画期的なサービスであったと言えます。パズル画廊の誕生により、以後web上でパズル制作・問題投稿・解答できる文化が大きく発展することとなります。(このあたりも次章で記載予定)


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【第2章:2006年〜2010年くらい】
ホームページは終わった、これからはブログだ時代

に続きます。
posted by 半袖 at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル