2022年11月03日

ニコリ180号の四角に切れSGで使った手筋

ちょい前に一瞬だけ公開した記事なのですが、わりとネタバレ記事だったので再度時間差UPいたしました。

--------------------------------------

1年前に、
174号のヤジリンSGで使った手筋
http://hansodehansode.sblo.jp/article/188722960.html

という記事を書き、それ以来SGを載せていただいたので今回も書いてみます。


◆そもそもなんで四角に切れやねん、について

ここ数年の私のSG制作の傾向としまして、
@過去に作っていない(あるいは遠い昔に作った程度だ)
A最近ニコリ誌に掲載されていない
Bなんか手筋を思いついた

といった項目の中から制作パズルを決めております。
今回四角に切れはAにおいて2年ほど掲載されておらず、@としてはSGどころかGも作ったことがない感じだったため、つくってみるかーとおもい選考されたのでした。Bはノーアイデアであります。


◆表出数字の位置決めについて

手筋がノーアイデアでしたので、表出数字のデザインにこだわることとしました。
SGのサイズは64×50ですが、区画をうまいこと割り切れるパターンがいくつかあります。
今回は11×11の区画をメインに構成し、隙間を幅2マスの表出なしエリアで囲うこととしました。

11 11 11 11 11 →ヨコ11マス×5個+隙間2マス×4
 11 11 11 11 11
11 11 11 11 11
 11 11 11 11 11

タテ11マス×4+隙間2×3

ヨコはこれで63マスなので、上下の行で1マスずつずらして頂点が重ならないようにしています。
(数字配置が散るので作りやすくなる)


◆使用手筋について

いろいろ検討した結果、「へこんだ隙間に走り込み手筋」を使ってみました。





走りこむ数字(上図ではG)を四角の種類が多い数字にするのがポイントで(12、16、24など)、こうすることにより紛れを増やし、難易度を上げることができます。

四角に切れの上級手筋は「仮置き」(Gとかで2×2とかのマスを囲っとくやつ)が有名ですが、「へこんだ隙間に走り込み手筋」も大きな盤面では映える手筋ですので、ぜひぜひご活用ください。
posted by 半袖 at 16:51| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2022年08月11日

ペンシルパズルや謎解きを仕事にするには?

最近あまりにもブログを更新しなさすぎだよねと感じ、表題のテーマでちょいと雑文なんか書いてみようかと思ったのでした。
ちょいと雑文などと言いつつ、一人のパズル好き謎解き好き少年の人生を左右しかねないテーマではありますがね。ぐっへっへっ。


------------------------------------------------

【目次】ペンシルパズルや謎解きを仕事にするには?

@専業パズル(謎解き)作家になる
Aパズル(謎解き)制作会社に入る
Bパズル(謎解き)仕事の発注先・受注先に入る


------------------------------------------------


@専業パズル(謎解き)作家になる

「ペンシルパズルや謎解きを仕事にする」と一言にいっても、いろんな人がいます。
これを大まかに分類しつつ、それぞれの仕事の内容と、どうすればなれるのか。を検証していく形とします。

まず@。
いわゆるプロのパズル作家(謎解き作家)といった肩書で、組織に所属せずフリーランスで働くパターンです。
私のTwitterにも@に該当する活動をされている方は、けっこういらっしゃると思われます。

@のケースでまず考えたいのが、誰から仕事をもらうか。ぶっちゃけると、コレ(指でお金マーク)をもらうか。この表現よく出てくるよねこのブログで。まーなんといってもコレですから。


A. パズル(謎解き)制作会社からもらう

制作会社の外注先として取引をするパターンです。このケースが一番一般的なのではないでしょうか。
パズルで言いますと、パズル雑誌社から誌面に掲載するパズルの依頼をいただき、それに該当するパズルを制作する。謎解きの場合はイベントやコンテンツ系が多いでしょうか。

このケースで苦労することはおそらくいろいろなことが考えられますが(当事者でないので推測ではある)、「単価が低い」「掲載枠が限られる」「(パズルの場合)掲載するパズルの種類が限られる」「やりたいことができにくい」などがあるのではないかと思います。しかしながらレギュラー的な枠を確保できれば安定した収入のベースにつながるため、専業パズル作家を目指すうえでは一番押さえておきたいラインではないでしょうか。

Aのケースで必要なスキルは、パズル制作のスキルはまあ当たり前なのですが、依頼内容をスピード感よくこなす能力(完成度より対応力が大事)、対制作会社への営業力などでしょうか。印刷データとして納品するなら最低限のデザインスキルも必要でしょう。パズル作家に限らずフリーランスで働くIT系やデザイナーの方は皆さんそうだと思いますが、本業とやや離れた営業的なスキルや、見積もり作ったり請求処理やら納税やらの事務的な作業も必要となるところがなかなか大変な部分なのかもしれません。


B. 個人(お客様)からもらう

自らなにかを主催し、その参加者の方から対価をいただくケース。
有料イベントを実施して参加料をもらう、冊子を発行したり商品を作ったりしてそれを購入してもらう、などが代表例でしょうか。広い意味で言うとYouTuber活動なんかもこれに当たりますか。
上記の中でも特にイベント系は、コロナ禍で誰でも気軽にオンラインイベントを企画したり、オフラインイベントでも募集にチケット販売サイトを活用したりなどができるようになりましたので、一気に間口が広がった感があります。

このケースはAよりもやりたいことの自由が利き、そこに需要を見いだせればフリーランスパズル作家(謎解き作家)で活動をしていくうえでの新たな潮流となるかもしれません。

必要なスキルとしては、参加者の方に飽きさせずリピーターになっていただくための企画力と、新規参加者を取り込むためのプロモーション力でしょうか。常に新しい企画を考え、発信していくのはとってもパワーのいる作業です。プロモーションについては個人のお客様を対象としている分、Twitterなどをうまく活用できると固定ファンの獲得につながりそうです。


C. 媒体社・広告会社からもらう

新聞・雑誌のパズル枠やテレビ局の謎解きコーナーなど、制作会社ではなく媒体社から発注をいただくケース。
枠としては少ないですが、Aのケースよりも単価は高く、おいしい仕事になる可能性があります。
このケースは制作会社自体が自分の競合先となるため、それに対抗できる対応力や営業力が必要となります。単価では制作会社よりも安価で戦えるので、うまくハマれば大きな収入源となるかもしれません。おいおい適当に発言して大丈夫か?簡単なもんじゃないっすよねーおそらく。

媒体社以外の発注先として、広告会社から仕事が来るケースも考えられます。
これについては後半Bで触れます。


「@専業パズル(謎解き)作家になる」については、だいたいそんなところではないでしょうか。
触れました通り、営業力や対応力といったパズル(謎解き)とは畑違いのスキルが必要になってきます。社会人生活もそこそこ長くなってきました私の感覚からしますと、たとえば大学生で就職活動せず「おれはパズル(謎解き)一本でがんばるぜ!」といった決断はあまりおすすめできず、それならばまずはこのあとAやBで触れますパズル(謎解き)に関係のある会社への就職を目指すとか、あるいは兼業作家としてニコリ等での活動を続けつつ、経験を積んでからチャレンジしてみる、といった人生設計がおすすめです。
パズルや謎解き制作は年齢問わず取り組めるものですし、よい言い方ではないですが一度きりの新卒カードをそんなチャレンジングな使い方で切ってしまうリスクも考慮したほうがよい気がします。
一人の若者の人生設計に差し障りないよう、逃げの一言で絞めてみました。


Aパズル(謎解き)制作会社に入る

個人として活動するのではなく、団体に所属するケースです。
ペンシルパズル界隈ではニコリくらいしかないかもですが、謎解きはここ数年で様々な会社が謎解き専業で成功を収めているのは、皆さんご存じの通りでしょう。

Aのケースは会社に入ることさえできれば、本記事のテーマである「パズル(謎解き)を仕事にする」が達成されます。なので、問題はどうやって入るかです。


A. ニコリに入社するには

おいおいそんな生々しい話だいじょうぶか?
まーこれはあれだ、ニコリ本社に聞いてくれい。

という感じで次に行くのもアレなのでもう少し書くとしますと、ごく少数ですが中途はまれに採用をされており、ニコリ社のWebサイトやTwitterに情報が出るケースがありますよね。それが編集スタッフとしてでなく、営業やシステム系などであったとしても、まず入ってみてニコリのパズルが世に出るまでの工程を知ることはとても魅力的なことだと思います。

ただひとつだけ、上記一文を書いたあと思ったこととしましては。すでにニコリ社との関係性が近い方にとっては、そのままの関係性くらいのほうが、人生の中で楽しくペンシルパズルに触れられるかもしれないよね、というところでしょうか。ニコリ社に入れたら入れたで、あまり知りたくなかったことも目にしてしまうかもしれない。たとえば編集長が毎日会社で自炊しているのはブログ用のネタで、実は毎日コンビニ弁当だった、とかです。たとえばの例です。

ニコリに限らずで言えば、専門ではないにしろ、パズル雑誌を制作している雑誌社はけっこうたくさんありますので、そういったところの新卒・中途採用を狙うという手もありますね。


B. 謎解き会社に入社するには

謎解き会社はどうなんだろう、と調べてみましたら、大手は新卒採用を受け付けているところもあるようですね。現在大学生の方はこの枠を狙ってみるのは有力な作戦だとおもいます。

とはいえ、この枠を狙ってくるのは当然みなさん、謎解きが心から好きでイベントにも多数参加する、あるいは自分で主催しちゃったりしているような、歴戦の強者どもであることは間違いありません。さらに言うと謎解き会社側からすると、このような謎解き強者勢は中途で採用すればよく、新卒で必要としている人材は必ずしも歴戦の強者どもではない可能性もあるのではないでしょうか。

とか、また適当に書いてるんですが、新卒で入るならエントリーシートや面接で上記を俯瞰的に見ながら作戦を立てる。あるいはこのあと触れるBのようなほかの業界に就職して経験を積んでから、即戦力として中途入社を狙う。そんなかんじがよい気がしますよ。


Bパズル(謎解き)仕事の発注先・受注先に入る

Bはちょっと漠然とした表現なのですが、パズル界で言い換えますと「ニコリ社が取引をしている業種に入る」ということになります。

ニコリ社がどのような会社とやり取りしているかといいますと、まずニコリ社が仕事を受ける会社として、テレビ・新聞・雑誌などの媒体社。企業や自治体のパズル・謎解き仕事を受注する広告会社などがあります。他方、ニコリ社が仕事を発注する会社として何があるかというと、雑誌を制作するための印刷会社やデザイン会社。もう少し広げれば懸賞用のノベルティを取り扱っている商社などもそうですし、新サービスのPRをしたいなら広告会社に依頼することもあるでしょう。

こういった感じの、パズルや謎解き制作に直接関わるわけではないが、それを後方支援するお仕事というのも当然、「パズル(謎解き)を仕事にする」と言えるのではないでしょうか。

上記のうち、まずは広告会社を例にとって掘り下げてみます。
最近企業や自治体で「謎解き」をキャンペーンや周遊企画で実施するのをよく目にしますが、これらすべてを謎解き会社が直接営業をかけ、仕事を取ってきているわけではありません。間に広告会社が入って謎解き企画を提案し、受注できれば謎解き会社(あるいは個人へオーダーするなら上記@の作家)に仕事をオーダーする、というケースも多いわけですね。

媒体社なんかもそうで、たとえば新しく始まった謎解き・パズル系の番組があるとして、それはパズル会社が企画を持ち込んで新番組化されるわけではなく、番組制作会社スタッフやテレビ局の構成作家で番組の企画内容を考え、それが通ればパズル会社と組んで具体的な内容を考える、ということになります。

Bのケースはパズル・謎解きは企画の1アイデアに過ぎず、「仕事にする」という意味ではちょっとずれてしまうところではありますが、本丸の@Aがハードル高ければBの後方支援で、といった例として挙げてみました。


------------------------------------------------

いかがでしたでしょうか。
わー!いかがでしたでしょうかブログだー!

まあでも、いかがでしたでしょうかブログよりは深めの内容まで掘ってみた印象ではあります。
学生の皆さまにおかれましては上記を参考にいただきつつ、パズル・謎解き界隈への進出を狙う際にはどうか自己責任で、このブログにこんなことが書いてあったからうんたらかんたらだ、みたいなのはちょっとなしだぜ、ということで参考になれば幸いでございます。
posted by 半袖 at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2022年01月18日

パズル・ザ・ジャイアントvol.35

こんにちわ。
アンゴラ村長金髪化に落胆、半袖です。
テレビ番組の企画とかだよきっと。
一過性のものであってほしい。
あれじゃあリズム縄跳びは飛べないよ……

そんな中、今年もパズル・ザ・ジャイアントが発売されました。



発売30周年記念号。
特大サイズ「ハイパージャイアント」も載っています。
半袖作は2問掲載いただきました。


◆ダブルチョコ1番
3年連続のダブルチョコ1番です。
難易度はやさしめ。最近の掲載問題の中でもサクサク路線をかなり重視した構成となっております。
やさしめ難易度でやれることを今年はもう少しいろいろ掘り起こしていきたいところです。

◆ペンシルズ1番
いやーまさかの1番掲載。難しくしてしまいました。失敗した。
この手筋をやってみたかったのだよなー。2番か3番なら座りがよいのですが。
ということでこの本で初めてペンシルズを解く方にはかなりつらい難易度ですが、がんばっていただきたいです。
posted by 半袖 at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2021年12月27日

2021年のpeercast半袖配信振り返り

2021年に配信でやったことを備忘録的にまとめました。



◆将棋配信

将棋倶楽部24の対局配信を平日夜中心に週1回。
それ以外に将棋ウォーズ、棋譜並べなどを不定期に実施しました。
24は最高レートを更新することができました。


▲向かい飛車で振りミレに組む形を研究。これがうまくいった。


▲カメラ配信もやった。ハンガーラックにカメラを取り付けてます。



◆パワプロ配信

今年から始めたパワプロPS〜PS2実機配信。
過去作サクセスのオールAに挑みました。
野手編をPS最初の98開幕版〜PS2最後の15まで完走(一部作品を除く)、現在は投手編の9に挑戦中です。


▲8のドラフ島配信。7回表のレクリエーションコーナーも好評でしたね。


▲12のアカデミー編。荒廃し続けるパワフルタウンを我々はただ見守るしかなかった。



◆FF8リマスター配信

昨年末に実施したFF8配信。
年内にクリアする予定が終わらず、年を明けてからクリアしました。
年末休みのRPG配信は今後も継続していきたいです。


▲リマスターセルフィを配信で十分にお見せすることを意識しました。



◆DQ8配信

ということで今年の年末はDQ8。
30時間ほどプレイしてまだ中盤といったところでしょうか。
ストーリーを全く覚えておらず、新鮮な気持ちでプレイできるのが良いです。


▲パワポの描画ツールをメモ帳として活用する頭脳派配信。



◆Fall Guys配信

そういややってたねFall Guys。
人生に疲れてたんだろうね。


▲オフでやれって感じだね。



◆野鳥観察配信

ベランダにみかんを設置、カメラでその様子を配信しました。
今シーズンもまだ準備してないですが実施予定です。


▲ヒヨドリが来ました。環境を整えてほかの野鳥も呼びたいところ。
posted by 半袖 at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2021年12月02日

タイルペイントの犬について

こんにちわ。半袖です。
本日は「タイルペイント」について書きます。

本題に入る前に、まずはタイルペイントのルールです。

タイルペイントの遊び方、ルール、解き方│WEBニコリ

<例題>


<答え>



先ほど、本題に入る前にと書きました。
が、実はすでに本題に入っております。
そう。きょうの主役は、こいつだーーーーーーーー



この「犬」について取り上げていきます。
タイルペイントの犬のスリーサイズやカップ数は?
家族情報や彼氏も気になるっ!


-------------------------------------------------------




◆そもそも「犬」なのか

そもそもこいつ、「犬」で合ってるんすかね?
私は長年「犬」だとおもってましたが、4×4=16マスで表現した絵ですから、思い込みという可能性もあります。

そこで、Twitter上でアンケートを取ってみました。



・・・!?
8割を切る・・・だと・・・!?

まーでも5人にこの絵を見せたら4人は「犬」と答える計算です。
犬ということでよいのでしょう。
以下、こいつは犬だ、ということでもう少し掘っていきます。




◆いつから「犬」なのか

例題はいつから「犬」なのでしょうか。
これを調べるべく、「オモロパズル大全集」を見てみました。


※2004年発行の本ですが「ニコリデジニコ支店」でデジタルデータを販売中です




あぁっと!いました!犬です!
(現物はオモパ大全集ご購入のうえご確認ください)
どうやらタイルペイントが誕生したニコリ53号(1995年)から、例題は「犬」のようです。
ということは犬の年齢は現在26歳。犬の最高齢ギネス記録が30歳のようですので、世界を制するまであと数年ということになります。




◆誰が作ったのか

タイルペイントの原作者は「おうぼけヤンマー」氏です。
犬を作ったのはヤンマーさんなのでしょうか。それともニコリ編集部なのでしょうか。

この問いに対しては、ご本人がTwitterで過去に発言されていました。



ということで、当時から変わらずタイルペイントの例題が「犬」であるならば、犬を作ったのはおうぼけヤンマー氏ということになりそうです。




◆「犬」を脅かす者たち

「犬」の絵柄は16マスのうち8マスが犬、残り8マスが背景という「1:1の黄金比」で構成され、犬部分の盤面への散り方も偏りなく1マス〜4マスに配置されています。
視認性もよく(当社調べ78.9%)、例題絵柄としてほぼ完ぺきといってよいでしょう。

しかしいつまでも「犬」の天下が続くとは限りません。
今回、犬の地位を脅かす3名のチャレンジャーが現れました。

□エントリーナンバー1「4」

【半袖採点(5段階評価)】
視認性★★★
芸術性★
バランス性★★
老若男女だれでも認知可能な「数字」柄。
でも数字ってどうなのかね。絵じゃないしね。

□エントリーナンバー2「傘」

【半袖採点(5段階評価)】
視認性★
芸術性★★
バランス性★★
傘だな。誰が見ても。
みんなもそう思うだろう?

□エントリーナンバー3「オットセイ」

【半袖採点(5段階評価)】
視認性★
芸術性★★★★
バランス性★★★
かわいいー。親子だね。
編集部の電話が鳴りやまなくなるね。


皆様からの新作絵柄提案、お待ちしてます。




◆「犬」生みの親に聞く

せっかくここまで「犬」を掘り下げたのですから、生みの親の想いも触れないわけにはいきません。
ということで2日前、おうぼけヤンマー氏(現:ヤンマー部隊隊長氏)のTwitterに、犬について下記DMを一方的に送り付けたのでした。師走のクソ忙しい中本当に申し訳ありません。



するとその日のうちにヤンマーさんから返信が!
スクショをそのまま載せてしまいます。



渾身のボケとともに、タイルペイント誕生秘話もご回答いただいてしまいました。
ありがとうございます!

-------------------------------------------------------




いかがでしたでしょうか。
「犬」には20数年の歴史があり、平成から令和となった今でも生き続けていることがわかりました。
仮にニコリ社がどこかの会社に買収され、たとえばニコリキャラクターが変なアニメキャラとかに一新されたとしても、「犬」はタイルペイントの例題として生き続けてくれるはずです。
犬よ、今後ともよろしく。

本記事はペンシルパズル Advent Calendar 2021/2日目の記事として制作いたしました。
posted by 半袖 at 18:27| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2021年06月01日

174号のヤジリンSGで使った手筋

ひさびさにパズルの記事を書いてみることにします。



いきなり図面ですが上図。
ヤジリンではおなじみの「数字いっこ飛ばし」配置です。正式名称があるのかはわからない。
上図のように配置法は2種類あり、



それぞれこのように決まります。
盤面中央に入れても単独で線と黒マスが決まる、とても使い勝手のよい手筋です。

この右側を組み合わせた配置として、下図。



こちらが本日の記事のテーマ手筋です。
まーただ並べただけなんだが。けっこう有能なんですこれが。

いかに有能なのか、ポイントを4点ほど挙げてみます。


【ポイント1】盤面中央に壁を作れる



上記配置の確定マスを赤線で囲ってみました。
この3×5のカタマリの中に今後黒マスや線が発生することはありません。盤面の中央に「壁」ができたような状態になっているわけですね。
この壁を作っておくと、ヤジリンのような外周以外のマス確定に苦慮するパズルでは展開の制御がとても楽になり、制作を進めやすくなります。


【ポイント2】線の先端を移動できる



上図のような展開を迎えているヤジリンがあるとします。あくまで例ということで。
線の先端が盤面の両端に離れており、ここからループ禁に誘導するのは難しそうに思えます。
ここで例の配置をいれこんでみましょう。



片方の先端を強制的に上に移動させ、ループ禁への誘導も望めそうな展開になってきました。
このように線の先端を自由に遠くへ移動できる手筋は、ループ系のパズルにおいて貴重な存在です。


【ポイント3】発生した黒マスはすべて数字に依存しない黒マス

この配置ではいくつかの黒マスが入りますが、すべて矢印数字に差されない、突然発生の黒マスです。
しかも好都合に同じラインに黒マスが連続するため、



上図のように、黒マスの個数を使った新たな展開にもっていくことが可能です。


【ポイント4】2つ配置による波及効果



2つを幅2列離して入れてみた配置です。
黒マス1個飛ばしがそれぞれずれた位置に入っているのがポイントで、



間に黒マスが入ると線がジグザグに展開。



間の2マスを寸断すると小ループ禁の線が左右に発生します。

上記2つの展開をそのまま使ってもいいし、上下の壁にスキマを作って導線を組み替えてみるのも、思いもよらぬ展開が発生したりでおもしろいです。
ちなみに冒頭の図の「2→」「1→」のほうを間に入れると、直進していた線が黒マスにぶつかり90度曲がるので、また別の展開に誘導することができます。

174号のSGはこの展開の啓発キャンペーンとして解いてて飽きるほどに使ってみたわけですが、応用形はまだいろいろありそうな気がします。ぜひぜひみなさんご活用ください。
posted by 半袖 at 19:11| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2021年03月15日

ニコリ174号

こんにちわ。
3月、まだ半袖は早い。半袖です。

3月10日は「パズル通信ニコリ174号」の発売日でした。


パズル通信ニコリ174号


半袖作はスラローム小、のりのり小、ましゅ小、ペンシルズ小、ヤジリンSGの5問掲載いただきました。

ヤジリンは初めて大きいサイズが載ってうれしいです。
構想としてはわりと前から温めていた研究手。5年くらい前の月ニコで(安)さんが「ヤジリンで同じ数字を同じ方向に隙間なく連続させるのはあまりよろしくない」的な発言をしていて、でも

だよなぁと当時おもい。なにか別の方法で壁を作る方法はないものか、と最近研究していた形がこれなのでした。
難易度的にはSGのわりには易しく着地できた感じはするので、皆さんぜひぜひ解いてみてください。
posted by 半袖 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2021年02月11日

対称形へやわけ制作のコツ。へやわけ24×14(たいへん)

へやわけJ(たいへん★☆☆)



→ぱずぷれで解く
→タテ型盤面でぱずぷれで解く

コツとか言っといて、最近ほとんど作ってないが。


◆部屋割りをきれいに見せる

へやわけは部屋と数字が混在した盤面のため、どんなに頑張っても大してきれいな対称形にはなりません。とはいえ何点かポイント的な部分はある気がして、たとえば下記です。



えっでもこの盤面たいしてきれいじゃなくね?とお思いのあなた。
代わりに彼女奥様お母様へ、きょうもきれいだよ。と言ってあげてください。


◆単独で入口になる部屋を優先的に配置

「1×3(2が入る)」「1×5(3が入る)」「3×3(5が入る)」など、1部屋のみで入口が作れる部屋は多めに配置しましょう。どこかで展開が停滞したときに打開策として活用できます。


このとき、同じ入口を対称形の反対側で同じように入れるのは、できる限り避けましょう。展開が同じになっちゃいますからね。これはへやわけに限らず、スリザーリンクや美術館など数字配置が対称形のパズルでは共通して意識したいポイントです。


◆四隅を一手ずつ進める


序盤の局面です。
実戦は赤点線に3in2×3を入れて左上の3in3×3を確定させましたが、この3in3×3はどうにでもなる部屋(展開次第で自然に確定する)なので、急ぐ必要はありません。左上はいったん止め、ほかの四隅を進めます。


右下を自然に進めて、赤矢印の部屋が新規に発生。
90度点対称なので残りの隅にも同じ部屋が3つ(オレンジ点線)入ります。
右下もいったん止めて、


右上をこんな感じで埋めました。
赤矢印の2部屋が新たに発生し、のこり3隅に緑点線の部屋ができます。

展開を進める→新たな部屋が発生→新たな部屋を使って別の展開を進める、の繰り返しで盤面を埋めていけば、誰だよこんな部屋割りにしたやつはー、と文句を言われることなく進行することができます。


だいたいそんなところでしょうか。
対称形へやわけはニコリ誌面においても流行り廃りがありまして、一時期は掲載問題の6〜7割くらいが対称形な時期もありました。月刊化(1998年)のちょい前くらいか。その後ほとんど載らない時期などもありましたが、現在はレギュラー6問あれば1問か2問は載ってる感じですかね。
まだまだやれることはあるジャンルだと思いますので、ぜひぜひ制作してみてください。
posted by 半袖 at 08:51| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2021年01月23日

パズル・ザ・ジャイアントvol.34

こんにちわ。
週7お茶漬け半袖です。
晩酌のお刺身を数切れ残しておき、翌朝お茶漬けで食べるのが定跡。
かつおだしに白髪ねぎを刻んでいただきます。

会場の空気もあったまってまいりましたでしょうか。
ということで今年も出たよ。でかいのが。



パズル・ザ・ジャイアント vol.34


毎年1月恒例の「パズル・ザ・ジャイアント」です。
私は2問制作させていただきました。軽く振り返ります。

◆ダブルチョコ1番
昨年に続きひこうき氏と1問ずつで担当しました。
実はこの問題は昨年掲載したジャイアント問題と同時に作ったもので、ダブルチョコがレギュラー昇格したら本誌向けに送ろうかなー、と企んでいたところ想い叶わず1年経ってしまった、いやむしろ1年の熟成期間を経てついにリリース、などと言ったほうがよいであろうか、という感じでございます。難易度はやさしいです。

◆ペンシルズ1番
まさかのペンシルズ制作依頼。
昨年の「ザ・ペンシルパズル2021」のジャイアント問題を評価いただいてのものだろう、ということでそちらと同様、大きい数字メインに構成した問題としてみました。この方向性でやれることはやり切った感あるぞ。難易度はやさしいです。
posted by 半袖 at 07:34| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2020年12月25日

へやわけハイパージャイアント制作日記

どうも半袖です。

先日12月10日に「パズル通信ニコリ173号」が発売され、私のへやわけ・ザ・ハイパージャイアントを掲載いただきました。




おう、いい機会だから制作日記でも書いてみるか?と思い、水面下で日々書いておりました。
問題と合わせてお楽しみください。
(問題のネタバレ的な記載はそれほどないと思われますが、できれば解いてから読んでいただくほうがよいかもしれません)

枠が開いてたのでペンパアドベント2020のIIにも登録してます。


2020年9月17日(木) 制作1日目:畳
2020年9月18日(金) 制作2日目:単調
2020年9月19日(土) 制作3日目:40
2020年9月20日(日) 制作4日目:冷蔵庫
2020年9月21日(月) 制作5日目:サンドイッチ
2020年9月22日(火) 制作6日目:蓋
2020年9月23日(水) 制作7日目:年齢
2020年9月24日(木) 制作8日目:王座戦
2020年9月25日(金) 制作9日目:芦田愛菜ちゃん
2020年9月26日(土) 制作10日目:ショートボブ
2020年9月27日(日) 制作11日目:アセトニトリル配置
2020年9月28日(月) 制作12日目:ニラだれ
2020年9月29日(火) 制作13日目:ぶすじま定跡
2020年9月30日(水) 制作14日目:ニュートン
2020年10月1日(木) 制作15日目:封筒
2020年10月2日(金) 制作16日目:装備品
2020年10月3日(土) 制作17日目:リモネン式
2020年10月4日(日) 制作18日目:方向転換
2020年10月5日(月) 制作19日目:焼きそば
2020年10月6日(火) 制作20日目:お賽銭
2020年10月7日(水) 制作21日目:Y.Y.手筋
2020年10月8日(木) 制作22日目:ツヅレサセコオロギ
2020年10月9日(金) 制作23日目:傘
2020年10月10日(土) 制作24日目:大陸
2020年10月11日(日) 制作25日目:レベル
2020年10月12日(月) 制作26日目:お刺身
2020年10月13日(火) 制作27日目:配信
2020年10月14日(水) 制作28日目:ことみん
2020年10月15日(木) 制作29日目:続・ことみん
2020年10月16日(金) 制作30日目:思い出
2020年10月17日(土) 制作31日目:Cymbals
2020年10月18日(日) 制作32日目:天浜線
2020年10月19日(月) 制作33日目:送稿


2020年9月17日(木) 制作1日目:畳

深夜2時。背中が痛くて目が覚める。
背中の痛みの理由ははっきりしていて、このところ畳の上で寝ているからである。ベッドが壊れちゃいまして。
畳もなかなか悪くないのだよ。夏は涼しいし、片付け楽だし。しかしやはり、長時間の睡眠には向いていない。
そんなわけで最近はこのくらいの時間に背中が痛くて目が覚めて、スマホをいじりながらぼーっとしてるんだが、本日に限ってはぼーっとしている暇はなかった。(将)さんからのメール『へやわけハイパー制作のおうかがい』に気がついたからであります。がんばります。


2020年9月18日(金) 制作2日目:単調

朝、制作させていただきますメールを(将)さんへ送信。
すぐに返信をいただいて、
@ 難易度はおまかせします
A あまり単調になりすぎないように
B 序盤からいきなり難しくなりすぎないように
とのお達しが。

@とBはまーどうにでもなるとして、問題はA。
過去に私はへやわけのSGを2回ほどボツっていて、そのうちのひとつが月ニコのボツ箱に(安)さんのコメントと共に掲載されたことがあり、そのときのボツ理由がまさに「単調だから」でありまして。ここはどうにか回避しないといけない。

帰宅後、「へやわけ丸」(2010年発行のへやわけ別冊本)のハイパージャイアントをコンビニでコピーする。作者はおらけさんと私。10年ぶりなのだね。解かずになんとなく眺める程度に確認。制作に行き詰まったら解いてみましょうか。


2020年9月19日(土) 制作3日目:40

朝5時起床。洗濯機を回しつつ、次々号投稿向けに作りかけていたへやわけSGのパーツ(20×20くらい)を解く。うん、いいじゃん。このパーツはハイパーに回すとしよう。
ということでPencilboxで184×58の枠を作り、将棋の竜王戦の中継を見ながら制作開始。

今作のテーマ。テーマどうしましょう?
ジャイアントやSGは、制作前に何らかのテーマを考えてから作り始める人が多いと思うんだけど、私はこれが苦手である。全体をなにかの手筋で縛ろうとか、最後にこういう大仕掛けを持ってこようとか、そういうやつ。

とりあえず安易に思いつくのは「40」である。40周年最後の号のへやわけハイパーだし。で、40の部屋を入れようとおもえば、たぶん入れられなくはない。幅3マスか4マスの横に長い部屋で、上下から壁伝いの黒マスを拾ってきて40、みたいな。

で、(幅3マスでやってもおもしろくないので)幅4マスでできないかはちょっと考えたんだけど、
■××■×××■×□□×
×□□×□□□×□□□× ←
×□□×□□□×□□□×
■××■×××■×××■
×が白確定マス。■が黒確定マス。□が未確定マス。としまして、左と真ん中の方向転換系の手筋の連発は、たぶんできる。
ただこれだと展開が見え見えでおもしろくなく、できれば右の3×3で遊べるような場所を作りたいのだが、矢印で示した白マスの確定手段がどうにも用意できなさそう。これができるなら入れたいんだがなぁ。
ということで40の部屋は断念しました。すみません。

テーマを決めずに制作開始。左上の入口から作り始める。
なんとなくサソリの4をたくさん入れてみる。おーいいじゃん。でもこれは左上向けの展開ではない。ということで右上へ。

続いて別の入口。
先日ブログに書いた「外周を使わない分断禁」的なテーマで少し。これもいい感じだ。

続いて左上。
難易度やさしめの王道展開で構成。まーこんなもんでしょう。

こんな感じで20×20くらいのカタマリを4つほど作って本日は終了。
実質制作初日にしては順調ではないでしょうか。


2020年9月20日(日) 制作4日目:冷蔵庫

朝6時起床。昨日作った入口パーツをコンビニでコピーして解き直し。解き直しは紙でやったほうが都合がよいのです。
うん、悪くない。ザ・自分的な展開を強く感じる入口たちである。

ただどうなんでしょう、(将)さんのメールにあった「単調にならぬよう」という文章は気になるところで、ちょっといつもやらないような入口を作ってもいいんじゃね?という気分になる。

ということで、4in3×3の上級手筋群で構成された入口を作ってみる。サイコロの5の目で残った白マスのどこに4つ黒マスが入るか、ってやつね。
いやーやっぱ好きじゃねーなー分断禁ゴリゴリ感が。でも好きな人は好きなんだよなー。という思いの中進めたのが上辺中央やや右寄りの、4の部屋が多めに入っている箇所であります。

続いて中央やや右寄り下辺。ここは以前思いついて温めていた展開(幅2マスの数字なし部屋を2列配置)を試してみる。2列配置を5in3×3などで挟むことで、数字なし部屋の黒マスがジグザグに確定していく。言葉で言ってもなにもわかりませんね。

なるほどな。ジャイアントでやるとこうなるのか。いいじゃん。
以降、右側方向へ縦長の方向転換を連結。難しいがうまく収束できた。右下角につなげてしまい、このへんのエリアはこんなかんじでよいでしょう。

夕方、注文していた冷蔵庫が届く。72,000円。
この資金は、某公共放送より先日振り込まれたものである。といっても某公共放送に半袖おにいさんとして出演したとかではなくて、なんとわたくし受信料を前の住所と二重払いしてたんですね。きっちり満額帰ってきたぜ。ありがとう某公共放送。


2020年9月21日(月) 制作5日目:サンドイッチ

この日はパズル作りお休み。朝から東京方面にドライブ。
箱根の峠を越え、小田原厚木道路経由で厚木から東名に入る。静岡東部民おなじみのコストカットルートであります。小田厚の覆面パトカーに注意ね。

カーステレオからはリーガルリリーの「bedtime story」が流れている。窓を少し開けると9月の秋風が心地よい。おぉっちょっと村上春樹の小説っぽくなってきたんじゃないの?でも半袖日記だからな。メンタルを病む女の子は登場しません。

首都高に入る前に東名を下り、駒沢通り経由で代官山へ。なぜ代官山に来たかというと、代官山に行きつけのセレクトショップがある系パズル作家としてPRできるかなと思ったりして、そんな店はない。蔦屋書店のテラスでへやわけハイパー解くとか小ネタ用意しとけばよかったね。ファミマでサンドイッチ買って帰路。


2020年9月22日(火) 制作6日目:蓋

4時起床。朝から洗濯機をぶん回す。
ぶん回したものの、アタックゼロの蓋が開かない。なんだこれは。1ミリも動かねぇ。
Twitterで調べたところ、同様の問題に直面している方々がわりと多いようだ。洗剤が付着することによる蓋の滑りで、想定以上に締まってしまうらしい。蓋にガムテープを巻きつけて滑り止めにしたところ、なんとかなった。

この落ちなしアタックゼロトーク必要か?いやまあ日記ですのでね。
今日はハイパー制作日。「1の定理」を使った入口を造成する。
1の定理には「前倒しの1」「押し出しの1」「中央分離の1」と大きく分けて3つの種類がある。今回のこのエリアは「前倒しの1」にフィーチャーして制作することにする。普段はあんまり使わないのですけどね1の定理。こういう機会でもないと使わないからな。

前倒しの1で発生した白マス2つを、2の部屋で前倒し連鎖?させる展開を選択。むずかしいけどまー、こういう入口の一つや二つあっても許容範囲でしょう。
1の定理は白マスの発生の仕方が独特なので、分断禁の黒マスをしっかりつなげることに注意する。あまり意識したことがなかったが方向転換との相性もそこそこいいようだ。

終端の展開を右上隅の終端に合体させ、さらに展開を伸ばす。けっこう埋まったねこのあたりは。難易度はわりと高くなってしまった。1週間くらい寝かしてみて、解き直して様子を見ましょうか。

夜、新型冷蔵庫の恩恵を最大限に生かすべく、お弁当のおかずづくりに励む。鶏肉をトマトソースで煮たやつとキャベツの漬物を作る。調子乗って野菜買い過ぎた。どう考えても減らねぇ。


2020年9月23日(水) 制作7日目:年齢

午前中、社内で仕事。午後、営業同行でひさびさに熱海へ。外はすっかり涼しくなりましたね。特に慌ただしいこともなく定時で帰宅。

ここのところ数年、平日夜は飲んでるか将棋やってるかだいたいどちらかで、パズルはあまり作らない。将棋やってる日イコール休肝日という感じである。
昨日の料理の残りで飲みつつ、DAZNで川崎-横浜FC戦を見る。横浜FCはカズ、中村俊輔、松井大輔がスタメン。首位独走の川崎相手にちゃんと渡り合えてるのがすごい。

パズル作りにおいて、年齢を重ねるというのはどうなんでしょうね。鴈野敏生さんのニコリ本誌でのご活躍からしてまったく問題はないように感じるけど、大事なのは鴈野さんくらいの年齢までパズル作りを続けられるかどうかという気力の部分のように思います。


2020年9月24日(木) 制作8日目:王座戦

深夜2時、目が覚めてしまったのでTwitchのFall Guys配信を見ながら少し進める。まーうまく進みませんなこういうときは。進み過ぎてそのまま寝ずに出社とかでも困っちゃうけども。というわけで100マスくらい盤面を埋めて再就寝。

この日は将棋の王座戦(永瀬王座-久保九段)第3局。Abemaの中継は藤井九段、佐々木慎七段、山本四段の、さながら振り党研究会布陣である。藤井九段と山本四段の掛け合い楽しかったね。

平日は制作進まんなー。明日もこんな感じでしょう。


2020年9月25日(金) 制作9日目:芦田愛菜ちゃん

国勢調査の書面を投函した。といったふうに、もはやパズル制作日記ではない。
芦田愛菜ちゃんのポスターちょうかわいい。芦田愛菜ちゃんが言ってるんだから参加しなきゃ!って感じになるもん。イメージキャラクターの起用とはこうあるべきものだと思う。


2020年9月26日(土) 制作10日目:ショートボブ

芦田愛菜ちゃんのついでに書いとくと、私はあれくらいのかんじのショートボブが大好きである。その起源を辿ると、いやそんなくだりいらないっすかね?まーいいや、辿りますと!ででん!起源はジュディマリのYUKIであろう。普段はウィッグを付けていたが、地毛は基本ショートボブであったたしか。続いて酒井若菜。デビュー当時が至高な。んで、忘れちゃならない田中美保だよね。田中美保だよやっぱ。そして最近ではアンゴラ村長と、女流棋士の山根ことみ女流二段といったかんじですかね。

ハイパーのほうは左下隅の黒マス過密気味地帯を進める。全体の4割くらいは埋まった気がします。


2020年9月27日(日) 制作11日目:アセトニトリル配置

ペンパ本の2か3あたりで、アセトニトリルさん(は現ペンネームにリンクさせないほうがよいのでしょうか)が4×4くらいの大きい数字なし部屋を連発させてたのを急に思い出し、なんとなくの記憶を頼りにこんなかんじかなーと組み込んでみる。おーなるほど、意外といけそうだぞ。調子に乗って4×4をジグザグに4つほど組み込んだ地帯を制作。パーツを右上に置き、その左右で別のパーツと連結。これで右上はかなり埋まった。

で、これができるなら制作初期に構想を描いた40の部屋も実現できるのでは?という気分になったが。まーもうけっこう盤面埋めちゃったしね。50周年とか次の機会があればということで。

ここで2度目の全体解き直しを実施。
Pencilboxから画像データを出力して、パワポ2ページ分に保存。ネットプリントで印刷して解きなおす。

いいですね。いい感じだと思います。
懸念していた難易度の上昇も、懸念されたほどではない。ハイパーらしい難易度だ。

各展開の終端箇所をマーカーでチェック。パーツ同士を合体させる際、この印の部分で合体させることで双方の展開を干渉させることなく次の展開へ進められる形となります。ただ前回(へやわけ丸)はこの合体方法に頼りすぎた(両方クリアしないと先に進めない箇所が多くなった)印象があるので、今回はなるべく終盤までの展開を細くしすぎないことを心がけたい。


2020年9月28日(月) 制作12日目:ニラだれ

夜9時半帰宅。そこそこ忙しくなってきた。まーここまで制作ペースとしては順調なので、平日夜に作業するまでもなく完成までいけそうなかんじだ。というわけで飲む。

昨日仕込んだ「ニラだれ」で野菜炒めを作る。超うめぇ。定食屋半袖ひらけるぞこれ。半分を残して翌日のお弁当とする。


2020年9月29日(火) 制作13日目:ぶすじま定跡

9月20日の日記に書いた仕掛けが、パズルスクエアでぶすじまさんが出題(9月26日)している構想とほぼ同じであったことに気付く。というかむしろぶすじまさんのほうが方向転換と絡めた発展形である。
ごめんよぉぶすじまさん。パクったわけではないんだよー。将棋界では新手を披露する際、考案した人ではなく初めて実戦で披露した人の名前が付くことが多い。ぶすじま定跡ということでここはひとつ。というかニコリコムとかですでに誰かやってたりするのかもしれないね、そんなに複雑な仕掛けでもないし。

本日もハイパー進捗はありません。


2020年9月30日(水) 制作14日目:ニュートン

月末。進捗なし。すみません。

前回のハイパージャイアントを作ったときのことを思い返してみましょうか。
発売が2010年4月。メールのログを辿ると、依頼が来たのは2009年12月22日。(安)さんからのご依頼でありました。締切は2月15日。

当時の私は浜松に住んでいて、今の会社に入社して2年目。まったく別の仕事をしていて、深夜勤務もあったりしてまー大変だった、いやそうでもないか?まー大変だったってことにしとこうぜ。

2月15日に締切間に合いませんメールを送っている。だめじゃん。これだから社会人2年目はな。そう、やはり仕事が大変だったのですということで。

3月1日に2週間遅れで原稿を郵送したようだ。今回はこうならないよう頑張らねばならぬ。社会人12年目は違うぞと。ちなみに裏面のおらけさんも間に合わなかったらしいよ、とか乱暴に足を引っ張ってみたりして。

インタビューは3月14日に、(安)さんにわざわざ静岡まで来ていただいてお話ししたのだった。当時同時期に三島への異動が決まっていて、インタビューをしたのは今は亡き三島駅前のニュートン(喫茶店)ですね。ここではけっこうパズルを作った思い出がある。
今回はインタビューはないと思うので、今後もこちらの制作日記でお楽しみください。


2020年10月1日(木) 制作15日目:封筒

郵便受けに緑色の封筒。パズル・ザ・ジャイアント(2021年1月発行)の問題制作依頼でありました。毎年ありがとうございます。

2020年同様2種。1種は予想通り、もう1種はいやー、そうきたかー。かなり意外なチョイスでありました。パズル名はまだ言わないほうがよいか。
予想通りのほうは、すでに完成済みのものを用意してあり問題なし。
もういっこの意外なほうは現状ノープランなので、ハイパーの進捗状況を見つつ考えましょう。


2020年10月2日(金) 制作16日目:装備品

金曜日はなるべく休肝日とするようにしている。といっても確率は5分の2くらいである。きょうは2のほうを引いた。
夜ご飯は戸田久の盛岡冷麺。トッピングをその日の気分で変えられるのが楽しい。
本日はキムチ、もやし、焼豚、ゆで卵。ゆで卵の冷却が中途半端で、やや課題が残る結果となった。

んで、ようやく今週初のハイパー制作に取り掛かる。ここまでPencilBoxですべて進めてたけど、気分を変えて机上のアナログ制作にしてみましょうか。
ここで装備品のご紹介。シャーペンはゼブラのColor Flight。消しゴムはぺんてるのハイポリマーアイン。ボールペンはパイロットのJuice。ノートはロディアのBLOC RHODIA No.16。No.16は24×14が1ページにちょうど2盤面収まるサイズで、とても使い勝手がよいです。ちっちゃいバッグにも収まるサイズなのがよいね。

制作のほうは、なんかいまいちうまくいかない日でありました。3時間で500マスくらい埋めて終了。


2020年10月3日(土) 制作17日目:リモネン式

朝3時起床。
きょうは右側の上下のパーツの合体作業に取り掛かる。
ちょい前にも書いたが前回のハイパーで、ここの合体のさせ方に大規模な分断禁を入れ過ぎて次の展開が見つけにくくなる感があった。今回は小さめの分断禁+方向転換でテンポよく進ませることを意識する。このへんは5年前にブログでも取り上げたリモネンさんのへやわけSGを解いてから、作風が変わってきた部分でもある。

3時間ほど作業して、右側エリア(全体の3分の1くらい)はほぼ埋まった。順調だなー来週末あたりで完成しちゃうんじゃない?

余裕が出てきたので山梨へドライブに行くことにする。
R139〜R358経由で甲府へ入り、武田神社〜遊亀公園動物園〜印傳屋と巡る。お昼はR137で河口湖方面へ上り、たけ川の肉うどん(大)。まちがいない。そんなこんなで富士山1周で静岡に戻ってきて、時刻はまだ午後3時。夜ご飯のキムチ鍋の仕込みをして、夕方5時から飲み始めてこれを書いている今の時刻は9時。オールスター感謝祭見てます。


2020年10月4日(日) 制作18日目:方向転換

昨日の右側に続き、本日は左側の上下パーツの合体作業。
こっちも右側と同じく、小さめの分断禁と方向転換で組み立てる。

ここでいきなりマニアックな話なんですけど、方向転換には「幅2マス×奇数マス」と「幅2マス×偶数マス」の2種類がありまして。小さめの分断禁で方向転換する際は、幅2マス×奇数マスのほうを中心に組み立てると、展開がうまくつながりやすくなります。文字で書いてもなんにもわかんないね。いつかブログ記事にしましょう。

きょうは間に休憩を入れつつほぼ1日中作業した。全体の7割くらいは埋まった気がする。


2020年10月5日(月) 制作19日目:焼きそば

本日は仕事で山梨。行き帰りの移動2時間ずつ、お仕事してお昼食べると1日コースである。
お昼は営業がおいしいものをご馳走してくれるかな、と思いきや、いやたぶんそうだろうなと思ったのだが、デイリーヤマザキで買い食い(焼きそば)であった。お店で作ってるからおいしいね、と言いたいものの言うほど大したことはない。

山梨はお昼のチョイス難しいのだよな。吉田のうどんが唯一のジャスティス。甲府駅前の店いろいろ入ったけど、おいしいランチに出会ったことがない。営業のチョイスが悪いのではないかという説もある。そんなこんなで、焼きそばであった。


2020年10月6日(火) 制作20日目:お賽銭

昨日の山梨の案件は早くも結果が出て敗退。山梨案件今期5連敗。武田神社のお賽銭奮発しとけばよかったね。
王座戦第4局。久保さん強かったなー。2勝2敗となり来週水曜最終局。竜王戦も今週始まりますね。
明日もお仕事がんばるぞい。おいへやわけは。まー焦りなさんなって。


2020年10月7日(水) 制作21日目:Y.Y.手筋

Y.Y.さんがTwitterで触れてる手筋おもしろいっすね。ハイパーにパクっちゃうか!?やめなさい。

手筋としてありかなしか、この問いかけに対してはそもそも手筋とはなんぞやうごごご、みたいなことになってしまうのでなんとも言えないのですけども、この仕掛けが入った問題をニコリに投稿しても、十分採用される可能性があるものではないかとおもいます。出し方に工夫は必要かもしれませんが。作●Gutenとかで出してみるとか。そっちの工夫かよ。

ついでにハイパーで入れている手筋の話をする。もはやついで扱いである。

ここまでの日記で触れてない手筋としては、いや手筋っつうか部屋の配置的な話だけど、5×5以上の部屋はけっこうたくさん入れている。たぶん8個くらい入ってるんじゃないでしょうか。今のところあんまり難しい決め方は入れてないけど、限界線の攻防で難しく確定させる部屋もこのあと1つや2つは入れたいところかもしれない。

あと0in3×3をたくさん入れている。これは当初それほど重用するつもりはなかったんだけど、入れてみたら意外とおもしろい決まり方をすることがわかったのでじゃんじゃん入れてみた。1×3とか2×3以上に黒マスが散りやすい(悪い意味で)ので、分断禁を仕掛けるならばけっこう作者側での誘導が必要とおもいます。

よし今週分のへやわけトークノルマ達成ということで。
次回予告。半袖、学術会議を大いに語る。ご期待ください。


2020年10月8日(木) 制作22日目:ツヅレサセコオロギ

ツヅレサセコオロギは寒くなると鳴き声の速度が遅くなる、というのをwikipediaでちょっと前に見て、ほんとかよーと半信半疑なうちにすっかり夜は寒くなり、まじで遅くなってるわ、速度。デイドリームビリーバーくらいのBPMだね。

進捗ありません。


2020年10月9日(金) 制作23日目:傘

デスクトップPCの修理がようやく完了したようだ。かかったなー、時間もお金も。
週末の天気は台風直撃予報。絶好のパズル日和だね。傘を持たずに鉛筆持とう。

進捗ありません。


2020年10月10日(土) 制作24日目:大陸

というわけで朝からハイパーを進める。がんばったぜー今日は。
まず朝から先週末進行分の解きチェック。解きチェックは展開の確認作業もするので、毎回最初から解く。ほぼほぼAM半日かかってしまった。

パスタを食べてPMは制作作業へ。残りはこれまでの制作した大陸の隙間のパーツを4〜5ヶ所埋めるのみである。これまで交流のなかった大陸と大陸がつながると、文明の伝播のような感じで感慨深い。

そんなこんなで進めていったのだが、どうにも今日はうまくいかない。気分を変えて左上の未開拓だったエリアへ新たに0in1×5を多めに入れた地帯を作ってみる。ここまで封印していた大きめの分断禁もそろそろ解禁。黒マスのアース辿るのやっぱ楽しいね。ただこれを使い過ぎたのが前回の反省点だったので控えめに。

時刻は夜の6時をまわった。残りマスはジャイアント1問分くらいである。完成までがんばりましょうか。みかんを2つ食べ、作業再開。BSの広島-ヤクルト戦を見ながら進める。広島の森下君すごいね。

終盤の難易度や展開をどうするかはいろいろ考えたのだが、特段変わったことはしないことにした。というか変わったことするならもう少し前の段階で企画しないといけないし、いまさらどうということはない。今回のは別冊ではなく本誌掲載だし、あんまり難しいことはしないほうがいいでしょう。小さめ分断禁+方向転換+大部屋。今回の3大テーマに忠実に埋めていく。

そして午後10時、すべての盤面が埋まった。
埋まったのですが・・・PencilBoxから発せられたメッセージは「数字と黒マス数の一致していない部屋がある」でありました。


2020年10月11日(日) 制作25日目:レベル

昨日はその後深夜2時くらいまでハタン箇所(というか数字の間違っている箇所)を探したのだが、結局わからないままであった。ということで本日は盤面を印刷して、紙で解きチェック&ハタン箇所探しをすることに。

投稿問題の解きチェックの際、内容の修正をするかしないかは作り手によって分かれるところだと想われますが、私の場合は完成後の修正はほとんどしない。なぜかといえば、まー単に面倒くさいからであるよ、あと解きチェックでいまいちかーと感じた部分が誰にとってもいまいちなのかどうか、というのもあるかもしれない。それと作風的な部分もあるよね、コンセプト重視の方はそのコンセプトになるべく寄るように調整しているとおもうんだけど、私はあんまりコンセプトを入れない作風なので。

ということで今回も、解きチェックの最中うーんという部分はいくつかあったんだけど、微修正を加える程度で部分的な全消しなどはしない形に。全体的な内容は難易度含め問題なさそう。10年前のハイパーよりは難易度も若干抑えられたように思います。

数字と黒マス一致しない部屋問題は結局解決せず。PencilBoxのエラーじゃねーかなー。来週の平日夜どこかでもう一回解きチェックをしてみて、どっちにしてもその段階で(将)さんに送稿してみる予定です。

解きチェックを終えた午後、修理していたデスクトップPCが戻ってきた。
パソコン(ハード的な)にあんまり詳しくないので修理はお任せであったが、大丈夫だろうと思っていたCドライブは残念ながらご臨終であった。やや如何わしい動画などはCドライブに入れていたのでちょっと残念だが、もう少しレベルの高い如何わしい動画はDドライブに入れていたので無事である。お湯を沸かしトワイニングのダージリンティを入れ、レベルの高いほうの動画再生ボタンを押す。秋らしい静かな午後である。


2020年10月12日(月) 制作26日目:お刺身

すでに問題はほぼ完成といってよく、日記を続ける必要があるのかというところですが、(将)さんに送稿する日までは更新することにしましょう。

仕事終わりの夜、久々にららぽーと沼津へ。スーパー三和の鮮魚コーナーの本マグロはいまいちであった。週7お刺身ボーイなので鮮魚にはうるさい。やっぱお刺身はスーパーカドイケだね。

ちなみにみなさん、お刺身のツマは(食べる/食べない)、大葉は(食べる/食べない)、どちらでしょうか。私は(食べない)(食べる)です。へやわけハイパーへの感想と共にご意見お待ちしています。


2020年10月13日(火) 制作27日目:配信

パソコンが戻ってきたので、peercast(動画配信ツール)の配信設定を構築した。1か月ぶりに将棋配信。24を一戦だけやって無事勝利。レス2件はちょっとさびしいぞ。

パズル界の方々との交流は今年で20年くらい(ネット交流時代含む)になるが、ネット将棋界の方々との交流も振り返れば10数年である。
忘れもしない初めてのオフ会。配信上でいつも元気な声を聞いていたあの人は、サンダルに半ズボン姿でワンカップ大関片手に登場した。パズルと共に将棋もいつまでも続けていきたいですね。


2020年10月14日(水) 制作28日目:ことみん

この日は三島で仕事であったが、会社に戻る前に夕方いったん帰宅。
なぜ帰宅したか。録画ボタンを押したかったからである。Paraviでの王座戦最終局生解説。聞き手は山根ことみ女流二段。ことみん。そう、ことみんが見たかったのである。

Paraviの無料会員登録を済ませ、エンコーダーを立ち上げ5時の開始までパソコン前で待機。4時58分、59分、5時!きた!ことみんきたー!ちょうかわいい!配信画質も良好だ!ありがとうParavi!たぶん無料会員のうちに退会しちゃうけど。そして何事もなく職場へ戻った。


2020年10月15日(木) 制作29日目:続・ことみん

この日もお昼休みに会社を抜け出し帰宅。
なぜ帰宅したか。録画ボタンを押したかったからである。将棋プレミアムでの王将戦挑決リーグ生解説。聞き手はそう!みんないっしょにせーのっ!山根ことみ女流二段!ことみんです。

まず将棋プレミアムの会員登録。生中継視聴はゴールド会員で月額2000円だ。将棋プレミアムは先月解約したばっかなのに、結局戻ってきてしまった。
解説放送は午後1時から。昼休みの時間を若干オーバーするため、作業は迅速に行う必要がある。エンコーダーを立ち上げ、録画の画質などを調整。将棋プレミアムは配信画質があまりよくない。ここでの調整失敗は命取りだ。

慎重に設定を整え、パソコン前待機。58分!59分!1時!きたーことみん!うおおおおきょうもちょうかわいいぜー!ありがとう将棋プレミアム!来月もことみん出るなら継続するぞ!そして何事もなく職場に戻った。

そして仕事を終え帰宅した夜7時30分。事件は起こった。
PCのモニターに表示されているのは、夜なのにやけに明るい日差しの中、盤前で考慮に沈む豊島竜王と広瀬八段の姿。おかしい。画面が動かない。まさか・・・

録画は失敗していた。いや、録画はできていたのだが、将棋プレミアムの映像が1時半あたりで固まっていたのだ。録画ファイルには豊島竜王と広瀬八段の静止画像が延々6時間収録されていた。虚無。

さらに悲劇は続く。帰りにスーパーで買ったサンマを焼こうとコンロに火を入れるも、つかない。ガス料金未払いである。いや振り込んだんすけどね朝に。だめっすかやっぱ。

気を取り直し、画面をリロードして録画を再開。局面は相居飛車の終盤で、残念ながら大勢決しているようだ。解説のしようがないので映像は盤面のみを映しており、ことみんが映る大盤解説画面はほぼない。そうじゃねーんだよ。そうじゃねーんだ将棋プレミアム。こういうときこそ大盤(ことみん)映そうぜぇ?それがゴールド課金勢の総意じゃないか?

9時ちょっと前。敗勢濃厚だった豊島竜王が意表の勝負手を放つ。
将棋には引き分けのルールがいくつかあるが、そのひとつの「持将棋」を狙った手だ。引き分けになればその日のうちに指し直しとなり、改めてもう一局指すことになる。ということは?!そう!ことみんがもう一局見れるわけだ!がんばれ豊島竜王!

9時過ぎ、豊島竜王の勝負手が実り持将棋が成立した。引き分け!指し直し!やったぜえええええもう一局ことみんが見れるぜえええええええ!!!!!

指し直し局は深夜1時まで続いたようだ。なぜ伝聞調なのかといえば、まさかの引き分け指し直しで興奮して酒がまわり途中で寝落ちしてしまったからである。今度こそしっかり録画できてるといいね。


2020年10月16日(金) 制作30日目:思い出

最終チェック(予定)用の盤面を職場から出力した。明日で決めるぜー。

自分の作ったパズルを誌面で解くとき、そういえばこれは○○旅行の道中で作ったなー、とか思い出が去来することがよくあるけど、今回は結局すべて自宅作業で完成まで進めてしまった。明日の解き直しはどっか日帰りで電車旅行にでも行こうかと思う。天気が悪いなー。


2020年10月17日(土) 制作31日目:Cymbals

天気悪いので解きチェック旅行は明日に延期。代わりにパズル・ザ・ジャイアントの依頼問題を作ることにする。

パソコンが戻ってきたので自宅の音楽環境が復活した。なんとなくこのパズル名と語感が似ているCymbalsをBGMに制作開始。わりと好きな感じだが、2000年前後当時のリアルタイムでは聞いた記憶がない。まー田舎の高校生のがきんちょだったからな。TSUTAYAとすみやに売ってない音楽には巡り合わない青春時代であった。

と、どうでもいいCymbalsトークで繋がなければならぬ程度に、パズル制作は順調に完成までたどり着いた。大丈夫か?


2020年10月18日(日) 制作32日目:天浜線

天浜線は静岡県中西部の掛川駅と、西の端っこの新所原駅を結ぶ総延長68kmの路線。今回の解きチェックはこの天浜線で開催することとなった。

んでここから、半袖の天浜線解きチェック旅行記をだらだら書いたわけだが、まーつまんねぇ。小説でこのパートに来たら数ページ飛ばしちゃうやつだわ。いまさらだけど彼女がいる設定にするか?

以下、要点だけまとめます。

まず、ラーメンがうまい。唐突ですまないが。ラーメン屋があったのだよ。途中の乗り換え駅の駅舎の中に。これは予想外のサプライズであった。12月にニコリ173号が発行され、改めてこの問題を解くときには、あのラーメンの焦がしネギの風味を思い出すことだろう。

あと車内での解きチェックをしてみて感じたことは、車窓からの眺めを楽しみながらじゃ解くほうがおろそかになるし、盤面に集中すれば景色を楽しむ余裕はない。ので、あんまりおすすめできないっすわ。旅行の移動中ではなく、旅行先に着いてから腰を据えてやったほうがいいね。ログハウスのテラスとかで山鳥のさえずりに耳を傾けながら、とか。よし次回あればログハウスだね。

要点は以上です。ほんとに以上か!?
ようするに、解きチェックは終わらなかった。んで帰りに喫茶店に寄ってそこで残りを済ませたが結局ハタン箇所が見つからず、さらに自宅帰宅後にPencilBox上で再解き直しをしまして、ようやく「正解です」画面が表示されました。まーとりあえずこれで完成ということで。一安心です。


2020年10月19日(月) 制作33日目:送稿

そして本日の夜、(将)さんにPencilBoxのデータをお送りしました。締切3週間前の送稿。模範的社会人だね。10年前の私よ。こういうことだ社会人とは。

ということでこの日記も本日をもちまして終了となります。いや終了となれるかどうか。おそらく(将)さんの解きチェックは11月に入ってからになると思われるので、そこで修正指示が入らなければこれで終わり、ということになるでしょう。33日間制作日記をご覧いただき誠にありがとうございました。またTwitterやらブログやら何やらでお会いしましょう。と、修正なく無事にエピローグとさせていただけることを祈り、終わります。
posted by 半袖 at 12:11| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2020年12月15日

ニコリ投稿の手引きの手引き(実践編)

ペンシルパズルI Advent Calendar 2020の15日目の記事です。
半袖と申します。よろしくおねがいします。

4年前にこちらのブログで、パズル通信ニコリに問題を送るにはどうすればよいかを記事にまとめました。(ニコリ投稿の手引きの手引き
今回は「実践編」ということで、作った問題を投稿用の原稿にしてニコリ社に送るまで、どのような手順で進めればよいかをケーススタディとしてまとめてみました。


---------------------------------------------------------


僕の名前は、お刺身大好きマン。
お刺身大好きマンというのは、もちろん本名ではない。Twitterで名乗っているハンドルネームだ。

趣味はパズル。フォロワーの友人が「ヤジリン」というパズルをTwitterで出題しているのを見て、ルールを見ながら解いてみたらこれがとてもおもしろく、最近は自分でも問題を作ってTwitter上に投稿するようになった。
よーし今日もヤバリンUPするか・・・

????「・・・ちょっと待って!お刺身大好きマンくん!」
(ブウォウォウォ〜〜〜・・・)
「うわっなんだ!?スマホの画面から煙が・・・」




煙が晴れると、そこには女性が立っていた。半袖を着ている。
「私の名前は半袖愛子。よろしくね。」

半袖愛子と名乗る女性は挨拶も早々に、私のスマホをサッっと取り上げた。
「な、なにするんですかいきなり!?」
「お刺身大好きマンくん、パズルを作るのは好き?」
「は、はぁ、まあ好きですけど・・・」
半袖愛子は僕から取り上げたスマホの画面を興味深そうに眺めている。

「ふーん、ヤジリンか。最近話題のヤバリンってやつね。お刺身大好きマンくんは、このヤジリンをどうするつもりかしら?」
「どうするって・・・今からTwitterにアップしようかなと思ってました」
「なるほど。Twitterか。・・・でも、それでいいのかしら?」

半袖愛子はそう言うとスマホを僕に返し、なにやら親指と人差し指を合わせて輪っかを作っている。
「お刺身大好きマンくんは、コレ好き?」
「コレ・・・ですか・・・、別にそれほど」
「・・・ふーん。じゃあ質問を変えるわ。お刺身は好き?」
「お刺身・・・」




僕はしばし、お刺身のことを想った。冬はお刺身がおいしい季節だ。ブリや金目鯛、鰆なんかも春より脂がのる冬が最高である。コレがもらえれば、貧乏大学生の僕でも大好きなお刺身が毎日たくさん食べられる。半額のボイルやりいかで妥協しなくて済む。お刺身・・・

「愛子先生。僕、お刺身が食いたいです」
「よし、じゃあさっそくニコリ投稿の準備よ。」

---------------------------------------------------------


僕はさっそく、半袖愛子のレクチャーのもとニコリ投稿向けの原稿を作ることにした。
まず、ぱずぷれ(僕はぱずぷれで問題を作ることが多い)で問題画像を出力し保存する。
このあたりは普段Twitter出題のときもやってるので問題ない。



出力した画像をExcelに貼り付ける。
PCにExcelがない人はペイントでもなんでもよく、そもそもPCを持ってない人はスマホなり手書きなりで同じように作ればよいらしい。


※本問題は以前ネット上で出題したものです。実際に投稿はしておりません。

問題の並び順は、半袖愛子の指示で【自信のある順】とした。初投稿ならこれがおすすめなのだそうだ。
普段Twitterに投稿するときに『いいね』がたくさん付きそうな問題を先頭に置くことで、ニコリ編集部の第一印象をよくする作戦らしい。
「ニコリ編集部には毎月何千問もの問題が送られてくるらしいわ。たとえば1人で5問送ったとして、1問目の印象がよくないと後の4問は解かずにゴミ箱行きよ。編集部の人も案外そういうところドライだから(※)」
(※半袖愛子個人の憶測であり事実と反する可能性もございます)



住所氏名と答えの欄を貼り付けて、原稿が整った。
「ペンネーム:お刺身大好きマン・・・っと。よし完成!」
「ちょっと待ってお刺身大好きマンくん。あなた、本当にこれから『お刺身大好きマン』で行くのかしら?」
「お刺身大好きマン・・・」

僕は自分のTwitterハンドルネーム『お刺身大好きマン』について改めて想いを巡らせた。
「ペンネームをどうするかは初投稿においてとっても大事なポイントよ。もしこの問題が採用されて、『作●お刺身大好きマン』として誌面に掲載されたら、あなたは今後一生『お刺身大好きマン』としてパズル界を生きていくことになる。実績を上げて作家新年会に呼ばれれば、面倒くさいベテラン作家にお刺身トークでマウントされたり、お刺身ジョークを強要されたりするかもしれない(※)。それでもいいのかしら?」
(※半袖愛子個人の憶測であり事実と反する可能性もございます)

僕はしばらく考えた末、やはりペンネーム『お刺身大好きマン』で投稿することを決意した。将来への不安より、今はまず初掲載への想いを膨らませることが先だ。お刺身ジョークバッチこいだ。

---------------------------------------------------------

完成した原稿をセブンイレブンのネットプリントサービスに送信。自宅にプリンタが無くてもこれで紙の原稿を出力できる。
出力した原稿の答えページを手書きで埋めて、完成。



「ありがとう半袖愛子さん。これであとはポストに投函するだけだね」
「お刺身大好きマンくん。まだよ。最後に大事な作業があるわ。」

半袖愛子はポケットから何かを取り出した。




「これは・・・」
「えーと、お刺身大好きマンくんの家からだと・・・東北東かな」

半袖愛子は方位磁石をポケットにしまい、東北東の方角を向いた。そして原稿の封筒を目の前に置く。

「ほら、お刺身大好きマンくんも早く。ニコリ事務所の方角に、二礼二拍手。」
「・・・えっ?」
静寂に響く二人の柏手。
「それではご唱和ください。\ヤジリン掲載してください!/」
「・・・???・・・ヤジリン掲載してください・・・」
「声が小さい!\ヤジリン掲載してください!/」
「や、ヤジリン掲載してください!」
「ヤジリン掲載してください!」
「ヤジリン掲載してください!!!!!」

---------------------------------------------------------

以上、ケーススタディをお届けいたしました。
皆さんのパズルが掲載されますように。
posted by 半袖 at 19:10| Comment(2) | TrackBack(0) | パズル

2020年11月14日

ザ・ペンシルパズル2021 ほか

半袖ですこんにちわ。

今月は「ザ・ペンシルパズル2021」の発売がありました。


ザ・ペンシルパズル2021 2020年11月10日発売


半袖作はペンシルズのジャイアント、ましゅ小、フィルオミノ小と中、ヤジリン小、ダブルチョコ小、ドッチループ小、へやわけ中、の8問掲載いただきました。

ペンシルズは盤面を見ただけでなんとなくやることがわかってしまう問題なんですが、大きい数字で押してく問題がわりと過去問に少なかったのでやってみました。大きい数字は芯の入れ方次第でほかにもいろいろ遊べそうな印象。ジャイアントサイズくらいでないと作り甲斐がないのがむずかしいですが。


そして遡りまして、いや遡る必要があるのかというところだがこのブログは掲載履歴のストック的役割も個人的に兼ねておりますため、遡りまして。

10月は「気がるに」シリーズの発売月でした。

きがるにシリーズ


私はスリザーリンクにやさしめ問題2問掲載いただいております。

9月は「ニコリ172号」の発売月でした。

パズル通信ニコリ172号

シャカシャカ小サイズがひっそりと1問採用いただいてます。
posted by 半袖 at 07:36| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2020年09月17日

#ニコリ40周年

今年はパズル通信ニコリ創刊40周年。
ニコリ誌面でも様々な40周年企画が展開されています。

そしてTwitter上では、#ニコリ40周年のハッシュタグでニコリとの出会いや思い出を語る方々で盛り上がっているようです。そこで私も振り返ってみようか、ついでにブログも書いちゃおうか、というところでございます。

私がニコリと出会いましたのは、今から30年前に発行されましたニコリ31号。おいおい大ベテランじゃねーか。
学年で換算すると6歳小学1年生ですが、もしやするとバックナンバーだったかもしれません。でもだいたいそのくらいの年齢だったかと思われます。

ほっちゃんという男性にもらいました。
ほっちゃんとは。当時なぜか半袖家に半分居候していた、おにいさんである。
静岡大学博士課程の研究者で、父の仕事の関係でよく私の家に来ていたのですね。んでまーお金もないので、私の遊び相手やら皿洗いやらをする代わりに、夕飯くらいはごちそうするぜ、といった経緯でお世話になっていたのでした。

なぜほっちゃんがニコリを買ってきたのか。
おぼろげな記憶ではありますが、おそらく当時の私が迷路制作にハマっておりまして、巷で販売している迷路本とかも買ってもらったりしてたんだけど、まー子供向け迷路本というのはあれです、迷路好きの子供をナメてかかる、残念なかんじのものが多かったのだな。そこで湯沢一之氏のどデカい浮き出し迷路が載っているニコリを発見したほっちゃんが、私のために買ってきてくれたのではないか。というところであります。
それからは静岡呉服町の谷島屋で、毎号買っておりました。

以後、問題投稿を始めた中学時代、授業中にへやわけを作り続けた高校時代、留年して学費を原稿料で払った大学時代、社会人でパズルからやや心が離れた20代を経ての、30代で熱がそこそこ再燃し今に至る、といった感じでしょうか。後半はダイジェストでお届けしました。

全体通して振り返りますと、やはり留年からの大学退学の危機を回避できたのは、中学時代からコツコツ積み上げてきた原稿料のおかげでありまして、ニコリ社には感謝の言葉しかありません。
ありがとうニコリ社。おめでとう40周年。
ニコリが留年の一因なのではないかという私の邪な気持ちも、いまこの瞬間に晴れ渡りました。
posted by 半袖 at 19:23| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2020年08月19日

ペンシルパズル選書 へやわけ

こんにちわ。半袖です。
8月10日に、「ペンシルパズル選書 へやわけ」が発刊されました。


ペンシルパズル選書 │ WEBニコリ


ニコリ本誌サイズの「10×10」と「17×17」の問題が合計116問、ニコリコムサイズの「36×20」の問題が10問、合計126問のへやわけ問題が載ってる本です。お値段1100円+税。ラーメンに餃子をつけるのを3回くらい我慢すれば手の届く金額です。この夏は餃子よりへやわけだね。ぜひぜひお買い求めください。
半袖作の問題は8問掲載いただきました。ありがとうございます。
posted by 半袖 at 07:32| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2020年07月13日

パズルBOX14、および半袖おにいさんから若者へのイキり提言

皆さんこんにちわ。半袖です。

7月10日は「パズルBOX14」の発売日でした。


パズルBOX│WEBニコリ


半袖作は11問掲載いただきました。
四角に切れ(中)、ひとりにしてくれ、へやわけ、ホタルビーム、アイスバーン、美術館(中)、LITS(中)、ペンシルズ(中)、ぬりみさき(中)、ミッドループ(中)、ダブルチョコ(中)。中サイズがたくさん採用されたのはうれしいね。

さて私のどうでもいい掲載報告はそこそこに、以下は半袖おにいさんから若者へのイキり提言ということでお付き合いください。


よーし、若者のみんな集合。

3ヶ月前の4月、半袖おにいさん若者のみんなに言いました。
若者よ、パズルBOX(7月発売予定)に投稿しよう」と。

みなさんちゃんと問題投稿したでしょうか。おにいさんの奏でる太鼓の音に合わせてさしがね50問作りましたか?
誌面を見る限り、古いパズルにもけっこう若手作家の方々の名前が見かけられ、おにいさんうれしい限りです。パズルBOXで初めてニコリの本に掲載された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
次の投稿の締め切りは8月末の「ニコリ173号」(12月発売)なので、こっちにもぜひぜひ問題投稿しましょう。

しかしながらおにいさん的に、おい若者よ、もうちょい頑張れたんじゃないか?と不満な部分もいくつかあります。

まずナンスケ。
みのり兄貴、いやぼやかして姉貴の牙城は強靭で崩れませんでしたが、小サイズの掲載枠を勝ち取ったのは若者のみなさんではなく、ヤンマーおにいさんでした。



ヤンマーおにいさんは半袖おにいさんと同年代。若者には負けてらんねーぞ!とナンスケを投稿したにちがいありません。いやどうだろうか。まーそういうことにしておきましょう。
次にナンスケが載る機会が何年後になるかわかりませんが、若者のみなさんはその時に備えてヤンマーおにいさんとみのり兄貴の問題を紙に書き写して、最低100回ずつは解いてくださいね。

そして2軍の中サイズ。
こちらもおにいさんのおすすめとして推薦しましたが、載ったのは半袖おにいさんといわき石川おねえさん(みなさんの夢を壊さぬよう本ブログではお姉さん設定とします)の3種1問ずつでした。この枠も若手の皆さんの活きのいい問題が投稿されてれば、きっとそっちが採用されていたことでしょう。
2軍パズルの中サイズがぽつぽつ送られるようになれば、「おぉっ!ダブルチョコ投稿も増えてきたし1軍昇格しようかな!」とかニコリ編集部も思ってくれるかもしれません。まーぬりみさきは手遅れだったけど。ミッドループもうーんという感じだけど。

そんなところでしょうか。あーあと最多掲載が多分よん兄(まいなすよんさん)だったりとか。この枠には10代の若手が入ってこないとだめだぞ。よん兄が永遠の10代という説もある。

以上、半袖おにいさんから若者へのイキり提言でした。
最後に、みなさんご存知「ニコリ投稿十訓」を唱和します。
みんな当然暗記してるよな。じゃー行くぞ!ご唱和ください!

一!我々ニコリ投稿者は!(我々ニコリ投稿者は!)
日々のパズル制作を怠りません!

一!我々ニコリ投稿者は!(我々ニコリ投稿者は!)
作るだけでなく解くことも怠りません!

一!我々ニコリ投稿者は!(我々ニコリ投稿者は!)
鉛筆、消しゴム、方眼ノートを常日頃持ち歩きます!

・・・

全国各地でこだまする若者たちのニコリ投稿十訓の声。
きっと日本橋浜町のニコリ本社にも届いていることだろう・・・
posted by 半袖 at 19:14| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2020年06月22日

ニコリ171号、とことんスリリン4

こんにちわ。半袖です。

6月10日は「パズル通信ニコリvol.171」の発売日でした。


パズル通信ニコリ│WEBニコリ


半袖作は「美術館・ザ・スーパージャイアント」を掲載していただきました。やったぜ2号連続SG掲載。
前号のぬりかべはかなりむずかしい問題でしたが、こちらはほっこりした難易度に収まっているのではないかと思われます。

美術館掲載ついでにちょっと書く。
最近気になっている手筋が2つあります。
(171号のSGにはいずれも登場しません)



この2つを急によく見るようになった気がするのだけど、どうでしょう。
3のほうは美術館誕生当初から浮上しては消えていた上級手筋で、こんどこそ定着なるかどうか。
1のほうはパズル・ザ・ジャイアントで複数の作家が相次いで採用していて、もしやして作家チームで結託してこれを流行らせようと企んでんじゃね?とか思っちゃうがきっとそんなことはない。

潮流としては「スマニコリ」で封印されし上級手筋が解放されつつある、というところがあるとおもいます。けっこうがんばっちゃってるよねスマニコリの問題。10×18までしか出題しないので、そういう感じになるのでしょう。
ニコリ本誌にも中サイズの2問目狙いとかでむずかしい問題を投稿してみるのもよいかもしれません。


それと2ヶ月前の4月10日は「とことんスリザーリンク4」の発売でした。


とことん│WEBニコリ


こちらにもたしか2問くらい掲載いただきました。
むずかしめのスリリン作るのむずかしいね。ていうかみんなうめーよなそういうスリリン作るのが。
自分の場合、数字配置決めの段階で線が進みやすい(小ループに誘導しやすい)構図を入れすぎなのかもしれない。表出多めでナナメ配置主体のスリリンあるじゃないですか。ああいうのを一度は作ってみたいのだけど、いざ自分でやってみるとぬめーっとしたかんじの、覇気のないスリリンになってしまうのだよな。本誌向けの投稿をもう少し増やして経験値を上げていきたいところです。
posted by 半袖 at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2020年04月07日

若者よ、パズルBOX(7月発売予定)に投稿しよう

若者の皆さんこんにちわ。半袖おにいさんです。

このブログのここ数年の裏テーマとして、「若手パズル作家の育成」というのがあります。育成です。おぉっとなんだなんだ半袖おにいさん。毎度のことながらいきなり上から目線のイキりブログかぁ!?
いやまあ待ちなされ。育成というとイキったかんじではあるが、なんというんでしょう興味喚起といいますか。ブログをご覧になった若者の皆さんに、少しでもニコリに問題を投稿するきっかけとなるような記事を投稿していきたいよね、というのはここ数年、パズル歴だけおじさんいやおにいさんが心掛けている部分ではあります。

そこで今回おにいさんがイキり気味に若者諸君に提言したいのが、表題だ。
若者よ、パズルBOXに投稿しよう。送れば載るぞ。
無料で本が手に入り、コレ(指でお金マーク)が入る。コレ。


◆「パズルBOX14」が今年7月に発売予定。

ニコリでは、ニコリ本誌への掲載から惜しくも漏れてしまった問題を拾う「別冊」というものがあります。最近で言いますと「ザ・ペンシルパズル2020」や「ペンシルパズル選書シリーズ」ですね。「気がるにシリーズ」「まるごとパズルシリーズ」などの依頼オンリー本もありますが、ニコリ本誌と同じサイズの問題が掲載されている別冊は、基本すべて自由投稿の本です。

そしてこのほど、今年7月に「パズルBOX14」の発売がこっそり発表されました。ほんとこっそりなんだよいつも。ニコリWEBの発売予定を注視してないと気付かないのだ。
で、このシリーズも自由投稿の別冊なので、誰でも問題を送れば掲載のチャンスがあります。


◆「パズルBOX」シリーズとは。

前号「パズルBOX13」(2018年5月発売)の目次がまだ公開されてるので、見てみましょう。


パズルBOX │ WEBニコリ

特徴はとにかく、「掲載パズルの種類が多い」ということです。
前号vol.13はなんと60種類。失礼な言い方をすれば、へぇーこんなパズルの問題投稿あったんすね(笑)ふぉーこんなパズルあったわー忘れてたわー(笑)などといったイキり半袖おにいさんの琴線に触れるパズルも多く掲載されています。ニコリ社すみません。興味喚起のためには若干の誇張表現も必要なんです。興味喚起。


◆解説!予想屋半袖の「これが載りやすいパズルだ」

というわけでこの7月発売の「パズルBOX14」向けに問題を作って送ろうぜ、ということなんですが、まずは直近3号(vol.11〜13)の掲載パズルを調べてみました。


※特集枠での掲載パズルを除く。

な。なんでも載ってるっしょ。あったなー因子の部屋とか。
この中から、わたくし半袖セレクションの「載りやすそうなパズル」を以下予想してみました。

@ 上のほうのパズル全般
おすすめです。昔々のパズルたち。競争率低いです。売り手市場です。ぜひぜひ作ってみましょう。
パズル自身も、もうワシのような30年前のパズルが出る幕はないのう。と嘆いているはずです。皆さんの若い力により、古豪パズルに血の入れ替えをしていきましょう。
下手すりゃ皆さんの投稿がなければvol.14は掲載されないパズルも出てくるかもしれません。たとえば私はパズルBOX向けに「ナンスケ」を毎号投稿していますが、おそらくナンスケなんか送ってるのは私とみのりさんくらいしかいません。3枠以上の掲載枠があればフリーパス掲載まちがいない。2枠だったら、まー我々2名の牙城を崩してみたまえって感じだね。みのり兄貴!いやぼやかして姉貴!まだまだ俺ら若けぇモンには負けねぇっすよね!

A パズルスクエアでよく作っている過去オモパ
パズルスクエアの誕生で、ニコリ本誌では見かけなくなったパズルもweb上で自由に出題できるようになりました。若手パズル作家の皆さんにも、このパズル好きなんだけど発表する場がないんだよなー、かぁ〜っ、というパズルが一つや二つあるはずです。
なので、ここです。ここのタイミングでニコリへ投稿しましょう。過去オモパの中からパズルスクエアでの人気度で上から順に挙げると「さしがね」「LITS」「ホタルビーム」「アイスバーン」「ストストーン」あたりでしょうか。
って、あれ?ホタルビームが?BOX掲載パズルリストの中に?・・・ないんだが!?
おぉーいニコリ編集部!!!
どうなってんだ!!!ホタルビーム載ってねーぞー!!!

B 最近まで2軍にいた(もしくは今2軍の)オモパの中サイズ
これも狙い目です。2軍オモパの中サイズが載るのは「パズルBOX」か「ザ・ペンシルパズルシリーズ」くらいしかなく、パズルBOXなら既に誌面から退いているオモパも中サイズ掲載のチャンスがあります。
具体的には直近数年くらいまで本誌誌面をにぎわせていた「流れるループ」「ウソワン」「ドッスンフワリ」「月か太陽」「ストストーン」あたりですね。鮮度が大切。このへんはいい問題が送られてくれば、間違いなく掲載のチャンスがあると思われます。
もちろんいま2軍の「ダブルチョコ」「ぬりみさき」「ミッドループ」も、中サイズが複数問掲載される可能性もあるでしょう。もしかすると誌面構成によっては、まだオモパコーナーにいる「ドッチループ」「国境を越えて繋がれ」あたりにもチャンスがあるかもしれません。すべて半袖おにいさんの予想であることを忘れぬようにね。


◆いつまでに問題を送ればよいか

ここまで書いといていまさらアレなんだけど、どうなんだろうね。
そもそも発売まで3ヶ月を切っている今、まだ間に合うのかどうか。

でもたぶん大丈夫だとおもいます。前号vol.13の私の投稿状況を確認したところ、今号換算で言えば「今月末」までに送ればvol.14向け問題として拾ってもらえる気がします。気ね。ダメだったらすみません。


▲前号、せこせこしく低競争率オモパの投稿を固めた私。

仮にすでに掲載問題選考が始まりつつあるとしても、今月のタイミングで若手パズル作家の皆さんから問題投稿が揃えば、編集部の皆さんも検討してくれるはずです。さしがね50問とか送り付けてやりましょう。泣いて喜んでくれると思います。

----------------------------------------------------------------

以上、おわかりいただけただろうか、若者諸君。
わかったら、今すぐ紙と鉛筆、いやもとい若者たちはスマホとかで作ってたりするのか?を持って、パズル制作に取り掛かろう。
え?新年度でいろいろ忙しい?昔のパズルなんて知らないよー、だぁ?
あぁん?甘ったれんなクソガキども!
いくぞ鉛筆用意!さしがね1問目!ドドン!(太鼓の音)
2問目!ドドン!(太鼓の音)

深夜2時まで鳴りやまぬ太鼓の音。
令和のニコリ若手パズル界も安泰であることよ・・・
posted by 半袖 at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2020年04月05日

インターネット界のパズル史20年くらいを振り返る。(第4章)

こんにちわ。半袖です。

ついに完結(予定)、インターネット界のパズル史20年ちょいを振り返る。の第4章。
2019年に起こったパズル界の様々な変革と、これからのインターネットパズル界はどうなっていくのか、私なりになんとなく展望してみました。


◆注意事項

  • 間違っている内容を記載していたらすみません。本記事コメント欄などでお知らせください。

  • 個人のホームページなどはほとんどがリンク切れとなっております。URLは分かる範囲で記載してまして、興味のある方はInternet Archiveで調べるとアーカイブが残ってたりしますので、こっそりお調べください。

  • パズル作家のペンネームを承諾なしにご紹介しています。俺は載せるな!などありましたらすみません。コメント欄でお知らせください。





◆目次




【第4章:2019年くらい〜これから】
インターネットパズル史は新たな時代へ


■パズルスクエアとスマニコリの誕生
■Twitterパズル界の繁栄
■その他最近のインターネットパズル界のトピック
■インターネットパズル界は今後どこへ向かうのか


-----------------------------------------------------------


■パズルスクエアとスマニコリの誕生

第3章で触れたとおり、2018年にニコリコムがサービスを終了。「パズルとかもう紙と鉛筆で解くのめんどくさいぜ!」というデジタル派解き手の皆さんは、ニコリコム終了を受け突如としてデジタルパズル難民となってしまったのでした。

そんな中、2019年にニコリコムに代わる2つのオンラインパズルサイトが誕生します。
まず5月に公開されたのが、にょろっぴぃさん(@nyoroppyi)の発案に齊藤すばるさん(@Subaru_Saito)が応える形で誕生したパズルスクエア(http://puzsq.sakura.ne.jp/main/index.phpです。





オープン当初から大盛況でたくさんの問題が投稿され、2020年現在では7000問を超える問題を無料で解くことができます。
ぱずぷれに登録されているパズルを中心に、ニコリ以外(世界パズル選手権など)でおなじみのパズルなども掲載されているのが特徴で、パズル界の様々な垣根を越えたパズル出題サイトとして今後も繁栄していくことでしょう。


▲私もたまに問題を投稿してますんでお楽しみください。

パズルスクエア公開1か月後の6月、本家のニコリ社ではスマニコリが公開されます。
出ました! 「スマニコリ」公開中!


スマートフォン専用アプリで、こちらも基本無料。
私は残念ながらクソ古いスマホを使ってるんでスマニコリでは遊べないんですが、そんな方々のために「紙版スマニコリ」のサービス開始もこのほど発表されました。
(秋)の雑記 新サービスのお知らせ

現状は問題の出題のみのサイトですが、今後はニコリコム時代にあったような、ニコリのパズルコミュニティ形成につながるようなコンテンツが追加していくといいなあと思ってます。たとえばすぐに取り掛かれる案としまして、出題問題なんかは現状の依頼作家のみのくくりを取っ払って自由投稿にして、ネット上で活躍されている若手作家の方に門戸を開いたほうがいいんじゃねーかなーと思うんですけどね。自分の問題が載ればTwitterで宣伝してくれるだろうし。ニコリ社の人見てたら検討してくれー。


-----------------------------------------------------------


■Twitterパズル界の繁栄

第3章で取り上げたTwitterにも大きな変化が生じ始めています。
青い厚揚げさん(@aoiatuage)を中心に、ヤジリンをTwitter上で出題する人が2018年より急増。2019年はTwitter上が空前のヤジリンブームとなります。
またTwitter上での早解き大会やパズルコンテストの開催も活況で、最近では土日はほぼ何らかの早解き大会やパズル企画が開催されています。特に早解きに関しては、WPCなどに出場する競技パズル勢の皆さんも巻き込んで大変にぎわいを見せていますね。
それ以外にも様々なパズルに関する自主企画が、Twitterをプラットフォームとして数多く展開されるようになりました。



▲青い厚揚げさんによるヤジリン大会。だいたい毎月2回開催されている。


白岡市民さん(@Whitehill9)が更新している「パズルカレンダー(https://citizen-puzzle.hatenablog.com/entry/2019/05/13/222151」。もともと海外のパズルコンテストの日程をまとめるために制作されたようですが、現在ではTwitterパズル界で日々開催される早解き大会やパズル企画の日程も更新されています。


ふーなんとかさん(@fuwa_lica_chan)さんによる「成宮由愛と学ぶ!ヘルゴルフ作問基礎」。Twitter上で募ったメンバーでパズル同人誌を制作したり、Twitter上で積極的にパズル活動を展開されている方の一人。


といった感じの、Twitterを中心に活躍されている10代〜20代の若手パズル作家の方々のコミュニティを私は何となく「Twitterパズル界」とくくらせていただいてます。勝手にくくってすみません。イメージ的には「お笑い第七世代」とかと似ていて、パズルの楽しみ方に新たな価値観が生まれつつあるのではないか、と感じています。このへん最後にまとめるよ。


-----------------------------------------------------------


■その他最近のインターネットパズル界のトピック

●「ペンシルパズルガチャ」「ペンシルパズルソルバー」の公開

パズルの問題自動生成やソルバー制作は、数独やナンバーリンクなどを中心に昔から研究されていました。その流れに大きな変革をもたらしたのが、みゃーみゃさん(@3892myamya)制作のペンシルパズルガチャペンシルパズルソルバーです。


▲ブログのへやわけ問題を解いていただいた。難易度たいへん判定。正しい。

ペンシルパズルガチャは現在21種類のパズルの問題自動生成ができ、ペンシルパズルソルバーは現在60種類くらいのパズルを自動で解いてくれるそうです。すげー。
2020年現在、将棋界や囲碁界ではすでに序中盤の研究をコンピューターの協力なしでは進められない程度までAIの活用が発達していますが、ペンシルパズル界においてもそう遠くない未来に、難しさだけでなく楽しさも評価関数にして問題を自動生成できる「ペンシルパズルAI」の波がやって来ると思っています。たのしみですね。

●動画配信の流行

パズルの動画配信も流行の兆しを見せています。以前からニコ生で動画配信を行っていたけえしいさん(@kc_puz7)のほか、Y.Y.さん(@AtrainGrooverYY)はツイキャスでお仲間といっしょにへやわけ座談会を開催。そしてニコリ社もついにYouTubeのアカウントを取得しました。
株式会社ニコリ - YouTube


▲現在動画2本。このまま終わらぬことを祈るばかりであります。

リアルタイムでパズルのトークができるのはとても楽しいです。このあたりの動画配信の流れは2020年以降、さらに拡大していくのではないかと感じています。


-----------------------------------------------------------


■インターネットパズル界は今後どこへ向かうのか

もーすげー長くなっちゃったよ第4章。
それだけ直近の1年間くらいに、インターネットパズル界に様々な変動があったということなんだとおもいます。
以下4章までまとめてみてのポイントを、3点にまとめました。


◆インターネットパズル界はいつだって若者の文化だ
インターネットパズル史20年。どこを切り取っても、時代を作ってきたのは10代〜20代の学生・若者の皆さんでありましたね。
第4章に出てきた話題を全然知らねーぞという30代40代ニコリのパズル好きの皆さん。大丈夫です。もう我々の時代ではないのです。
私は昨年、インターネットパズル界の様々な変革が起こっていくのをタイムラインの外側から眺めていて、こりゃー置いてかれるぞと危機感を感じました。パズル会議(@puzzlekaigi)に参加してみたり、YouTubeで動画配信してみたり、若々しい皆さんのタイムラインに付いていこうとしましたが、半袖おにいさん(36歳)には川の流れが速すぎました。これからのインターネットパズル界は後進の方々に任せて、我々30代40代はゆるやかな小川に漬かりながら、暖かい目で若者の活躍を見守っていきましょう。でもニコリの本誌掲載は死守な。

◆もはや「ニコリに載る」はすべての人の目標ではない
暖かく見守っていきましょう、と言ってみたものの、ひとつ気になる点があります。
今回まとめた中の第3章くらいまでのパズル史には、ネット界で様々な動きがありながらも「ニコリに名前が載る」というのはおそらく作り手・解き手どちらにとっても共通の目標でした。しかし第4章、去年くらいにTwitter経由などでパズルの世界に入った方々にとっては、ネット上の早解き企画に参加したり、パズルをTwitterに公開して多くの方から反応をもらったり、といったところに一番の楽しさを感じている方も多いはずです。パズルの楽しみ方が様々な形に拡がっている、ということですね。
こういった傾向はパズル界だけでなくすべての業界で起こっていることで、今後もその勢いは加速していくことでしょう。まーあれだ、ニコリ社がんばれ、ってことですね。もうちょっとTwitterパズル界と交流持ったほうがいいと思うぜ。外野は気が楽でよい。

◆とりあえず、パズルを解こう、そして語ろう
ここまで長々とインターネットパズル史の変遷を辿ってきたわけですが、まとめるとまあ、パズルを解こう、ってことだ。
解くことで感想が浮かんで、それを机の上の日記にしたためるでもいいんだけど、せっかくネットがあるんだからそれをネット上で語ろうぜ、というのが、これまでパズル界の先人が紡いできた20年あまりのインターネットパズル史なのではないかと思います。
これからもたくさんパズルを解いて作って、たくさん語っていきましょう。


-----------------------------------------------------------


おしまい。では20年後の2040年くらいにまたお会いしましょう。

posted by 半袖 at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2020年04月04日

インターネット界のパズル史20年くらいを振り返る。(第3章)

こんにちわ。半袖です。

インターネット界のパズル史20年ちょいを振り返る。の第3章です。
個人ホームページでの情報発信から始まったインターネットパズル史の流行は、2000年代にブログへ変化。そして2010年代はいよいよSNS時代の到来であります。
題して「ブログは終わった、これからはTwitterだ時代」です。


◆注意事項

  • 間違っている内容を記載していたらすみません。本記事コメント欄などでお知らせください。

  • 個人のホームページなどはほとんどがリンク切れとなっております。URLは分かる範囲で記載してまして、興味のある方はInternet Archiveで調べるとアーカイブが残ってたりしますので、こっそりお調べください。

  • パズル作家のペンネームを承諾なしにご紹介しています。俺は載せるな!などありましたらすみません。コメント欄でお知らせください。





◆目次




【第3章:2011年〜2018年くらい】
ブログは終わった、これからはTwitterだ時代


■Twitterでの情報発信がパズル界の主流に
■ブログは終わった、いややっぱ終わってないか
■ホームページ文化の終焉


-----------------------------------------------------------


■Twitterでの情報発信がパズル界の主流に

2000年代後半より、Facebookやmixi、TwitterなどのSNSが日本国内で流行。パズル界ではもともと本名ではなくペンネームでお互いを認識しあう関係でしたので、SNSの中でもオープンでつながり方が緩いTwitterが流行します。


▲私の初ツイート。2010年5月。
パズル勢の中では比較的後発組か。


当初は簡易ブログの延長線上的な使われ方でしたが、2010年以降くらいから作り手/解き手に関わらずユーザー数が増えていき、パズル界の一大コミュニティとして発展していきます。第1章でも触れましたがパズル界のコミュニティの元祖は掲示板文化だったので、パズルに関する話をゆるく拡げるならブログよりもTwitterのほうが向いていたのかもしれません。

Twitterは2020年となった現在においても、パズルの話題の最先端の情報発信場所として変わりはありません。
が、2000年ごろのホームページ時代に20代30代でワイワイやってた皆さんは、もう40代50代のおじさんおばs、いや紳士淑女。かたや令和の今の時代にパズルに触れたナウなヤングな若者は当然10代。下手すりゃお子さんと同年代、もしくはそれ以上だったりします。

ということで現在においては、Twitter界のコミュニティがこれまでの「ニコリスト」という括りだけでなく、様々な形に分派してきている時代と言えるでしょう。このあたりも第3章に入れようと思ったんだけど、長くなりそうなので第4章で詳しく書きますよ。


-----------------------------------------------------------


■ブログは終わった、いややっぱ終わってないか

終わったとか書いたんですけど、まー見出しはちょっと目立つくらいがいいからね。終わってないねぜんぜん。

第2章で書きました通り、パズル制作・出題サービスの発達とともにパズル問題を投稿するブログが次々と誕生しました。この流れは2010年代も変わらずで、多くのパズル作家がブログを立ち上げています。2000年代と比較すると、パソコンではなくスマートフォンで問題を解く人が増えたため、サイズは10×10での出題が主流となってきました。

●トクナキラさん(トクナキラのパズル工房)http://puzzleblog542.blog.fc2.com/
●とおんきごうさん(とおんきごうのブログ)https://toonkigou.hatenadiary.org/
●黄色い烏さん(黄色いパズル)http://kiiroipazuru.blog.fc2.com/
他多数。紹介しきれなくてスマン。

Twitterはログが流れていってしまうので、問題をストックする場としてブログは未だ多くのパズルユーザーに使われているようです。問題投稿ではなく、特定のパズルの話題を記事にするといった役割はTwitterのほうに吸収された感はありますが、2018年より始まったペンシルパズルアドベントカレンダー(https://adventar.org/calendars/4262のような企画内でパズルへの想いを記事にしたりなど、新たなブログの使われ方も始まりつつあります。


▲若手パズル作家や早解き世界大会参加者などが様々な記事を発表した「ペンシルパズルアドベントカレンダー」(ホームレストランさん主催)。これからも12月の定番企画になりそう。



-----------------------------------------------------------


■ホームページ文化の終焉

こっちは終わったな。完全に。まちがいない。
もともとホームページ制作というのは、インターネット回線を契約しているプロバイダーの付随サービスという形で多くの方が作り始めました。が、そんなサービスを20年あまりにもわたって継続できるわけがなく、サービス終了とともに多くのパズル系ホームページが徐々に姿を消していきます。
そのトドメとなったのが2019年の「Yahoo!ジオシティーズ」の終了です。これでパズル系のホームページはほぼ全滅してしまったと言っていいでしょう。もったいないですねー。


▲消えてしまったコンテンツ例@。あさおきたんさんの「物語オモパの歴史(http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Poplar/2112/omopashi/)」。ニコリ21号「線を引く」から96号「天体ショー」までに登場したオモパを歴史書風にまとめた神コンテンツでした。


▲消えてしまったコンテンツ例A。にゃんこばずうかさんの「へやわけ用語の基礎知識(http://www.kamome.or.jp/nyanbaz/heyaroom/heyadas/heyadas.html)」。あるパズルの手筋を体系的にまとめたのはにゃんばずさんのこれが初めてだったでしょう。その後、ペンシルパズルwikiの中で復刻されています。

ホームページ文化の終焉はニコリ社にも余波が及びました。
第2章で触れた「ニコリコム」も、2018年にサービスを終了します。要因として大きかったのはやはり、web上でパズルを解く文化がパソコン→スマートフォンに切り替わったのが大きいでしょう。ニコリコムはFLASHを使っていたため(2020年にサービス終了予定)、やむを得ない閉鎖だったのかもしれません。


▲現在のニコリコム跡地。楽しかったあの頃。

一時はFLASHを使わない形でのリニューアルも検討されていたようですが、そもそもモバイル端末で解くということを念頭に入れるならば、出題方法含め大幅な刷新が必要となります。
そこで1年後の2019年、満を持してスタートしたニコリ社の新サービスが「スマニコリ」であり、ニコリ社とは別軸で誕生したパズル出題サイトが「パズルスクエア」でありました。(第4章に続く)


-----------------------------------------------------------


【第4章:2019年くらい〜これから】
インターネットパズル史は新たな時代へ

に続きます。
posted by 半袖 at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2020年04月03日

インターネット界のパズル史20年くらいを振り返る。(第2章)

こんにちわ。半袖です。

インターネット界のパズル史20年ちょいを振り返る。の第2章です。
前記事の第1章(2000年以前〜2005年くらい)では、個人ホームページの誕生によりインターネットの世界でパズルの交流が始まった、ネットパズル史草創期を振り返りました。
第2章はその後の5年間、2005〜2010年くらいまでを振り返ります。
題して「ホームページは終わった、これからはブログだ時代」です。


◆注意事項

  • 間違っている内容を記載していたらすみません。本記事コメント欄などでお知らせください。

  • 個人のホームページなどはほとんどがリンク切れとなっております。URLは分かる範囲で記載してまして、興味のある方はInternet Archiveで調べるとアーカイブが残ってたりしますので、こっそりお調べください。

  • パズル作家のペンネームを承諾なしにご紹介しています。俺は載せるな!などありましたらすみません。コメント欄でお知らせください。





◆目次

  • 【第1章:2000年以前〜2005年くらい】
    個人ホームページ全盛期時代
     →4月2日公開済み

  • 【第2章:2006年〜2010年くらい】
    ホームページは終わった、これからはブログだ時代→4月3日公開

  • 【第3章:2011年〜2018年くらい】
    ブログは終わった、これからはTwitterだ時代→4月4日公開予定

  • 【第4章:2019年〜これから】
    インターネットパズル史は新たな時代へ→4月5日公開予定






【第2章:2006年〜2010年くらい】
ホームページは終わった、これからはブログだ時代


■パズル情報発信の主軸はホームページからブログへ
■パズル制作・出題サービスの進化
■ニコリコムの誕生
■その他この時代のインターネットパズル史動向


-----------------------------------------------------------


■パズル情報発信の主軸はホームページからブログへ

2000年代半ばごろ、パズル界のネット上での情報発信の流れに変化が生まれます。
それまでホームページで情報発信をしていた人たちが、相次いで「ブログ」を立ち上げたのです。

●ほとんどがパズルです。(赤い魔術師さん)https://hotondo.hatenadiary.org/
●まいなすよんな日々(まいなすよんさん)https://mainasuyon.hatenadiary.org/

パズル作家ブログの一例。作り手・解き手に関わらず、まーたくさんのブログがありました。ニコリ界でははてなダイアリーが人気でしたね。


▲ももてれう氏のブログにフィルオミノの推し手筋を長文でゴリ押す私。

記事にする内容としてはホームページ時代と変わらず、ニコリ最新号の話題や特定のパズルに関する話題が中心だったのですが、コミュニケーション手段に変化が生じました。ブログは記事ごとにコメントが付けられるため、記事に対する感想はブログのコメント欄で完結するようになったんですね。ということでネット上でのパズル情報交換はブログだけで済んでしまう時代となり、以後パズル界でのホームページや掲示板の文化は徐々に廃れていきます。ホームページはその後も資材置き場的な役割でもう少し残るんですが。

まーブログはとにかく楽だからね。サッと更新できるのがよい。自作ホームページ設立に向けhtmlやCSSを学習した我々の努力は何だったんでしょうかという感じであります。

それとブログが流行った理由がもうひとつ。この次の段落で紹介するのですが、ちょうど時を同じくして「パズルをweb上で解く」ための様々なサービスが誕生し、問題を自由に発表できるようになったことが大きいです。ということで次へ。


-----------------------------------------------------------


■パズル制作・出題サービスの進化

2000年代初頭、パズル作りは手書き、もしくはExcelなどの表計算ソフトをマス目状にして使うのが主流でした。その流れが変わったのが、めりりんさん(@merrilin819)が作ったPencilBox(http://pencilbox.osdn.jp/の誕生であります。


▲まー神ソフトだね。まちがいない。

ニコリ定食系パズル作成支援ツールの元祖ともいえるもので、現在でも(私もですが)使っている方が多数いらっしゃいます。ニコリ社でも一部依頼原稿のやり取りなどで使われているそうです。

PencilBoxにより、「パソコン上でパズルを作る」環境は格段に向上しました。
では「解く」のほうはどうか。
第1章で「パズル画廊」を紹介しましたが、より気軽に出題ができるサービスとして、へやわけアプレット(https://heyawake.hatenadiary.org/が2005年に公開されます。


▲へやわけアプレットがあったから今の私のパズル人生がある。マジで。

2ちゃんねるパズル板のへやわけスレとかを見ていただくとわかりやすいのですが、へやわけはもともと

aaa
bbb
ccc

a=2
c=1


みたいな感じで数字とアルファベットで問題を出題する文化がありました。この文字列からURLを生成し、Javaアプレット上で問題を解けるようにしたのがへやわけアプレットであります。

へやわけアプレットが誕生したことにより、木兄さん(主にへやわけ保管庫)https://mokuani.hatenablog.com/私(半袖の隠れ家)http://hansode.sblo.jp/など自分のブログでへやわけ問題を投稿する作家の皆さんが現れました。

▲私のブログ(旧)。大学の授業をサボり、教育テレビを見ながらへやわけを孤独に制作していた。求道者だね。

へやわけアプレットを皮切りに、様々なパズル制作・出題サービスが公開されます。
2006年にPencilBoxの問題のURL出力ができるサービス「カンペン」が誕生。そしてPencilBoxにない2軍パズルなども含めweb上で制作・出題ができるはっぱさん(@sabo2)の「ぱずぷれ」(http://pzv.jp/も2006年末に公開されました。
※このあたりのweb上パズル制作・出題の歴史に関する記述ははっぱさんのこの記事を参考にさせていただきました
ぱずぷれの誕生でへやわけ以外の問題を発表するブログ(裏ましゅさんhttp://uramasyu.blog80.fc2.com/など)もこのあと多く誕生していきます。

かくしてニコリのパズルは、「ニコリへ投稿する→問題が掲載される→誌面で解いてもらう」というこれまでの流れに加えて、「ニコリへ投稿せず自分のブログで出題する→PC上で解いてもらう」という、新たな潮流が生まれたのでした。以後この潮流はTwitterの登場により、さらなる進化を迎えることとなります。(第3章か第4章に書く。引っ張るねー)


-----------------------------------------------------------


■ニコリコムの誕生

さて本家のニコリ社でも、このころ大きな出来事が起こりました。
第1章で紹介した「Puzzle Japan」が諸般のウニュウニュな事情で閉鎖。しかし閉鎖のすぐあと2006年末にニコリコム(http://www.nikoli.com/で復活を遂げます。


▲ニコリコム みんなのページ。

PuzzleJapan同様に1日数問の問題出題と合わせ、ニコリ本誌でも展開しているコンテストの実施、作家インタビューや座談会、早解き大会などニコリらしいコンテンツが盛りだくさんで賑わいました。ニコリコムの問題は紙媒体と比べ難易度が高く実験的な問題も多く出題されたので、各パズルの新しい手筋の発展にもつながりました。海外のユーザーも多く、問題のコメント欄には英語のコメントも多数寄せられました。

ニコリ公式のネット経由情報発信という形でこれだけ多くの方にニコリのパズルのおもしろさを伝えたという部分で、非常に貢献度の高いコンテンツだったとおもいます。


-----------------------------------------------------------


■その他この時代のインターネットパズル史動向

●世界で「Sudoku」が大ブームに(2005年)
突如としてニコリの「Sudoku」が世界中で人気に。Sudoku経由で、ニコリの他のパズルも世界に波及していくこととなります。またWPC(世界パズル選手権)、WSC(世界数独選手権)ではこの頃から日本が上位常連国として毎年好成績を挙げるようになり、大会の出場者を中心にニコリ界隈とは別のコミュニティが以後発達していきます。このへんの話もこのあとの章で触れておきたい。

●パズルの動画配信
YouTubeやニコニコ動画ができたのもこのころ。パズルを解いている様子や作っている様子を動画で撮ってUPしたり、生配信サイトによるリアルタイム制作配信をしたりなど、パズル界での動画コンテンツの流れがごく一部ですがこの頃より始まっています。


-----------------------------------------------------------


【第3章:2011年〜2018年くらい】
ブログは終わった、これからはTwitterだ時代

に続きます。
posted by 半袖 at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル