2012年04月10日

ナンスケ制作に役立つこと約50 つづき

ナンスケ制作に役立つこと約50記事の続き。
これだけで終わらせるのもアレだから、続き書きます。

ナンスケの作成は、まず盤面のサイズを決め、そのあとワクを決め、そして数字を入れていきます。
当然、数字を入れていく作業に最も時間がかかるわけですが、その前の「ワク決め」が実はとっても重要なんです。
数字入れに普段より時間がかかるってのは、そもそもワク決め段階でのナンバーの配列が悪い、ってことなんですね。

というわけで今回は、ワク決めをしていく中で役立つことをいろいろ書いていきます。
後半へ行くに従ってマニアックな話になります。

あくまでも私の主観なんで、これが正しいってわけじゃないよ!!!


(1) 盤面は対称形にする
…全サイズ

あたりまえだけど!
対称形に決めてくってことは、黒マスも対称形に入っていくってことですね。


(2) あまり長いケタのナンバーは作らない
…全サイズ

あまりにも長いナンバーは避けましょう。
具体的には、小サイズ(9×9)なら6ケタが限界。
中サイズ(10×12)なら7ケタくらいまでか。
ジャイアント(18×18)は人によりますが、やっぱ8ケタくらいまでに抑えとく方がいいと思ってます。

長いナンバーの欠点は、
・ ぱっと見で数字の列を覚えきれないところ。
  8ケタだと一発で覚えるのは結構苦しいです。
・ 解き筋が大味になってしまうところ。
  特に小サイズだとすぐ埋まってしまいます。
・ 交差する箇所が増えてしまうところ。
  交差箇所が増えると、解くとき考える部分も多くなってしまいます。
  (これについては後述)

などが挙げられます。


(3) 使う数字の種類は4〜5種類くらいにしておくのがよいかもしれない
…全サイズ

ナンスケは0〜9までの10種類の数字が使えますが、このうち4〜5種類くらいを選んで使うのが一番作りやすいです。
少なすぎると問題として成立させるだけで難しいし、多すぎると難しい問題を作るのが至難の技になります。
(先読みから強引に解かれてしまう)
簡単な問題を作るなら、たくさんの数字を使うのもいいんですけどね。

ということを書くと、おがわみのりさんの全種類数字を使う難しいナンスケを思い浮かべる方が多いと思うんですが、あれはみのりさんだからできるのであって、まああの人はナンスケ界の神いわゆるゴッドなんですね。


(4) 黒マスは盤面の中央から入れていく
…全サイズ

端から黒マスを入れてしまうと、中央の処理がけっこう難しくなります。
中央から入れ始めて、最後に四隅が残るように入れていくほうが、たぶんよいです。
四隅を残すことで、各ケタのナンバーの個数の調整にも役立ちます(後述)。

ちなみに、小サイズ(9×9)の場合は中央の1マスに黒マスを入れるか入れないか、中サイズ以上の場合は中央の2×2の4マスを市松模様にするか黒ベタにするか、の二択があります。
感覚的には小サイズなら中央1マスは白マス、中サイズ以上の中央4マスは市松模様にしたほうが作りやすいです。
(くわしくは後述)

(5) あるエリアが他のエリアと大きく分断されないようにする
…全サイズ

たとえば小サイズ(9×9)を作る際、盤面が左右とか上下で大きく分断されてしまうことがあります。
具体的には、両パーツをくっつけてるのが1組(対称なので2種)のナンバーだけで、それ以外は各エリアだけでナンバーが交差している状態。
大きいサイズでも同様で、ある一部分が他エリアと隔絶された僻地になってしまうことがあります。
こうなると問題を作っていく際、この一部分だけ最後まで残ってしまうことが多いです。
なるべく避けましょう。


(6) 各ナンバーの交差する箇所は4ヶ所以内に抑える
…中サイズ、ジャイアント

具体的には、たとえば7ケタナンバーで、

こういうのはやめよう!ってことです。
こういうのがあると、

・ 解く人が迷う
  埋まったあと、6個の分かれ道がある状態。
  次にどこをチェックすればいいのか迷ってしまいます。
・ 先読みのリスクが増える
  分かれ道が多いということは、先読みで解かれてしまう危険性も高いんです。
  想定していないところからパタパタと解かれてしまいます。
特にケタ数の大きいナンバーは、交差する箇所が増えすぎないよう気をつけましょう。

とここまで書いて、おがわみのりさんって、けっこうたくさん交差させてね?と思う方も多いでしょう。
そうなんです、おがわみのりさんは、かなり交差させてます。
でも先読みで強引に解こうとしたりできないですよね。
そう、やっぱりナンスケ界の神いわゆるゴッドなんですね。


(7) 各ケタのナンバーが一ヶ所に固まらないようにする
…全サイズ

5ケタが5ケタ同士で激しく交差し合ったりとか。
よくあります。
作るの大変になるんでやめましょう。
入口を盤面全体に分散させる意味でも重要です。


(8) 奇数ケタナンバーの偶数ケタ目をなるべく交差させる
…全サイズ

これ重要です!超重要!
テストに出るから覚えておくように!
具体的には、3ケタの真ん中、5ケタの2ケタ目と4ケタ目とかですね。
ここは意識的に、他のナンバーと交差させるようにしましょう。
これをやることで、ハタンの確率がグッと下がるとともに、制作にかかる手間も減ります。
この状況を作りやすくするため、各ナンバーの先端の数字を袋小路にして交差させなくする(偶数ケタが交差しやすい状況を作る)のがプチテクニックだったりします。
なんで奇数ケタ?ってのは、偶数ケタナンバーは対称形の片方が別のケタと交差するから考えなくていいんだぜ、ということです。


(9) 2ヶ所交差ナンバーを連続させない
…全サイズ

これも重要です。
2ヶ所だけで交差させるような箇所が連続すると、問題として成立させるのが非常に難しくなります。
これは避けましょう。


(10) 3ケタナンバーの数はなるべく減らす
…小サイズ、中サイズ

3ケタナンバーは意識せずとも自然と個数が増えます。
しかも前述(8)の偶数ケタ目が交差しにくいので、多ければ多いほど制作が苦しくなります。


(11) 4ケタナンバーの数にも気を付けたりする
…中サイズ、ジャイアント

黒マスの入れ方によっては、4ケタもいきなり個数が多くなります。
2×2の黒ベタが要注意。
増えたからって3ケタほど制作に苦しむわけではないけど、一応気に留めておくといいです。


(12) 1ヶ所だけの交差は、なるべく減らしたいけどあんま考えなくてもいい
…全サイズ

たとえば3ケタで真ん中の2ケタ目しか交差しません、とか。
なるべく減らしたいところですが、この後数字を入れていくと、そういうナンバーが実は良い味を出したりするので、一概に悪とも言えません。
まー、増えすぎると大変なんだけど。


(13) 各ケタの改行の位置に気を付けたりする
…全サイズ

だんだんマニアックになってきました。
たとえばジャイアントだと、各ケタ14個以上になると改行され、二行表示になります。
作っているときは綺麗な数字の並びでも、いざ掲載されてみたら改行されて台無し、とかよくあるんです。
並びだけの問題ならいいんですが、改行されることで視点が外れ、いきなり難易度が上がってしまうことがあります。
たとえばジャイアントで、あるケタが14個あって、7番目と8番目に表示される数字に着目した展開を使う場合。
改行されることで、その2つの数字は隣り同士ではなくなってしまいます。

ちなみに小サイズや中サイズの場合は、デザインの都合でどこで改行されるかわかりません。
とりあえず、個数が多いケタは真ん中で改行される可能性高いよ、ってのだけ頭にいれておくといいかも知れません。


(14) 各ケタのナンバーの個数を調整する
…全サイズ

たとえば、全ケタがナンバー8個ずつだぜヒャッハー、みたいな趣向を入れたい場合。
当然適当に黒マス入れていってもそうならないんですが、いろいろ調整法があります。

一番やりやすいのは、盤面端での調整。
中央から黒マスを入れていって、端4ヶ所が残った段階で現時点での各ケタの個数確認。
少ないケタを優先的に入れる形で端の4ヶ所を組んで調整できます。

その他のやり方としては、各ケタのナンバーに袋小路配置を設けておく方法。
たとえばどこかの5ケタの1ケタ目とかを袋小路にしておけば、そこを塗りつぶすことで4ケタに下げることができます。

3ケタが増えすぎちゃった場合は、単純に2ケタ目を塗りつぶしてしまうのが手っ取り早いです。
そんな感じで各ケタの個数の調整方法はいろいろあります。


ワク決め段階では、だいたいそんなところ?
50個まであと36個か!むりだなこれ!
ていうか(3)ワク決めに関係ないじゃん!まあいいや!
posted by 半袖 at 20:17| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2012年03月26日

パズル配信やりました

3月24日の土曜日、約1年ぶりのパズル配信やりました。
見ていただいた方、ありがとうございます。

ゲストにヤンマー部隊隊長さん、木兄さんを迎え、抽選で選ばれたパズルについて語ったり、合作したりしました。

今回選ばれたパズル
タイルペイント→スリザーリンク(合作)→波及効果→迷路→数独

いきなりタイルペイントなんていう飛び道具で始まったこの配信。
なんとタイルペイントの発案者はヤンマーさんだったんですね。
スリリンは3人+リスナーのみなさんのレスで合作。(こんな問題になった
なかなかいい問題に仕上がったんじゃないかと思います。
波及効果はみんな作ったことなくて話すネタがない!
迷路は意外といろいろ話ができて楽しかったです。
ラストに数独の話をちょこっとして終了。
いやー、とても楽しかったです。

しばらくは動画が残ってるみたいなので、こちらから見れます。
見逃した方はこちらからどうぞ。


今回のランダムに進める形、おもしろかったので次回もやりたいと思ってます。
次回はいつかなー、月1くらいでやりたいんだけど。
この企画はゲストありきなところがあるので、誰か出たい人いたら連絡ください。
誰も名乗り出なかったら、私から直接指名します!

というわけで次回もお楽しみに!
posted by 半袖 at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2012年03月11日

パズル配信やります!お知らせ

ちょっと前に告知しましたが、1年ぶりにやります!

日時:
2012年3月24日(土)午後8時〜(予定)
内容:
未定!ゲストを迎えてなんかやります
場所:
たぶんlivetubeでやります。
時間になったら半袖のアカウントから放送URLをクリックしてください。

ゲストはまだまだ募集中です。
マイクを用意して、スカイプをダウンロードすればだれでも参加できます。
出るよ!という方はメール(yorebangaあっとまーくmail.goo.ne.jp)または半袖twitterまでDMなどでメッセージをください。
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2012年02月23日

パズル配信 ゲスト募集のお知らせ

3月のどこかで、ひさびさにパズル配信やろうかなーと考えてます。
livetubeかニコ生で、土曜の夜2〜3時間ってとこでしょうか。
で、今回は新企画として、だれかゲストを呼んで「パズル対談」をやってみようかと考えておりまして。
出てもいいよ!という方を募集中です。

内容としては、あるパズルについて熱く対談したり、いっしょになんかのパズルをつくったり、その他パズルに関する雑談など、まーなんでもありな感じです。
解くだけだよって人でも、パズルとかまったくしらねーよ、って人でも、誰でもウェルカムです。
興味のある方は、メール(yorebangaあっとまーくmail.goo.ne.jp)または半袖twitterまでDMなどでメッセージを送ってください。

対談にはスカイプを使うので、スカイプのダウンロード&マイクの準備が必要です。
できればたくさん集めて会議通話でワイワイやれればいいなーと思ってるんですけどね。
というわけでメッセージおまちしてます。
posted by 半袖 at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2012年02月13日

ナンスケ制作に役立つこと約50

ナンスケの人気復興、作り手拡大、そして最終目標であるニコリ本誌復活を目指すという野望を秘めた恐ろしい記事です。
ちなみにナンスケはこんなパズルです


◇その前にナンスケ用語の説明◇

あまり定義したことがなかったので、この場を借りて。

・ ナンバー
ナンスケの盤面に入れる数字の列のこと。
例:
「12」とか「246」とか「12345」とか。

・ ケタ
文字通り、各ナンバーのケタ数のこと。
例:
「125」「245」「555」はすべて3ケタナンバー。

・ ケタ目
あるケタのナンバーのある数字に注目する場合の言い回し。
たとえば一の位は1ケタ目、千の位は4ケタ目。
例:
「125」「245」「555」
上記3ケタナンバーの1ケタ目はすべて5。

・ 確定
ナンスケの基本手筋。というかほぼすべて。
この場所に入るナンバーはこれしかないのでこれ、というもの。
ナンスケは基本的にこれの繰り返しで盤面を埋めていきます。

・ ケタ縛り
あるケタのナンバーの同じケタを、同じ数字で固定させる入口手筋。
例:
12345
22543
32123
42444
52531
52553
上記6個の5ケタナンバーは、4ケタ目を「2」でケタ縛りしているので、盤面の6ヶ所に「2」が入ります。

・ 時間差ケタ縛り
ナンバーがある程度埋まってからケタ縛りを発生させる応用手筋。
例:
12345
22234
22245
22252
34321
51234
上記6個のナンバーのうち、「12345」「34321」「51234」が確定したら、のこりの3つのナンバーに共通する「222○○」が盤面に入る。


・ 仮留め
ある複数のナンバーの同じケタに注目させて、次の一手を導く上級手筋。
例:
■■2 ■■■■
■□2 □□□■
■■■■■□■
上図のような場面で、5ケタナンバーが
12345
22125
35335
44123
51515
上記の5個残っていた場合、「12345」と「22125」に着目すると1ケタ目の「5」が決まります。

・ 先読み
2手先を読まないと進まない箇所。
たとえば、ある箇所に入る候補のナンバーが2つあって、こっちを入れると次の一手で矛盾しちゃうのでこっち、みたいな決め方。
他のパズルでは大概敬遠されますが、ナンスケでは終盤戦などで結構使われ、一概に悪とも言えない場合もあります。

・ キャプション
上記「先読みで強引に解かれる」や「確定部分の別解発生」を防ぐため、制作時に使う脚注コメント。
たとえば『5ケタナンバーで1ケタ目が「5」のナンバーが残っていないと、先読みで解かれてしまうー』、という状況になったとき、それを防ぐために『5ケタナンバーの1ケタ目に5が入るナンバーを何個か作るよー』というコメントを入れておき、紛れを作って先読みを防止します。
別解を防ぐ場合には、『5ケタナンバーで1ケタ目が「5」のナンバーはもうこの1個しか入らないよー』というコメントを残しておき、その部分で別解が発生するのを防ぎます。
文章で書くとどうにも分かりづらいので、私は記号でキャプションを入れてます。
例:
□□□□5 3↑
5ケタナンバーで1ケタ目が5の数字が3個以上入る。
紛れを作って強引に解かれるのを防ぐためのキャプション。

□□□□5 1↓
5ケタナンバーで1ケタ目が5の数字は1個以上入らない。
□□□□5を確定で決めたので、そこで別解が出ないよう、同じ条件のナンバーをその後つくらないよ、というキャプション。



あれっ!用語解説だけで、お腹いっぱいの流れだこれ


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2012年01月30日

そんなことより黒どこの話しようぜ!




■ 黒どこってどんなパズル?

こんなパズルだよ


■ 誰がつくったの?

現ニコリスタッフのTea.Mさんだよ!


■ どんな手筋があるの?

初級手筋はこんなのだよ!


「17」


■ それ手筋っていうか、作業じゃない?

まあ、かぞえてるだけだよ・・・


■ ほかに手筋ないの?

あるよ!


2のとなりに白マスが繋がってるから、回り全部黒マスだよ!


あいだに白マス入れると3になっちゃうから、黒マスだよ!


あいだに白マス入れると5になっちゃうから、黒マスだよ!


■ それって全部同じじゃない?

まあ、おなじだよ・・・

■ ほかに初級手筋ないの?

うん、ないんだよ・・・



いや、やっぱあるよ!


分断禁


■ それって黒マス使うパズルなら普通あるよね

うん、新鮮味ないよ・・・


あ、まだあったよ!


2のナナメ


■ それ、むずかしくない?

でも、昔はらくらく問題でもけっこう使われてたような気がするよ!


■ そんな手筋に頼ってたからレギュラー降格しちゃったのかなあ

そうかもしれないよ・・・


(続く)
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2012年01月19日

1月の新刊

パズル・ザ・ジャイアント25と、シャカシャカのペンパ本1発目。

ジャイアントはいつものナンスケに加え、フィルオミノも作りました。
問題ページ増で、今回は2問作ってる人けっこう多いみたいですね。

ナンスケはまあ、いつもどおりなかんじで。
と言うとあまり響きがよくないんですけども。
ここ数年気に入っている展開を、今回も中盤でアクセント的につかってみました。
難易度は例年比やや易、というかんじです。

フィルオミノは、「やさしめに!」という指示のもと作り、3問中2問目。
解いてみるとやはりちょっと難しいかもしれない。
前にツイッターで、フィルオミノの難易度は次の展開の見つけやすさがなんちゃらかんちゃら、とか書いたんですが、その論調をひっぱってくると、この問題はちょっと正解路が狭くて進みづらいかもしれません。
やってることは基本に忠実なかんじでつくったつもりです。

シャカシャカは3問掲載。
ペンパ本一発目はいつもそうですが、どんな感じがいいかなーと手探りでつくりはじめて、4,5問作ってやっとコツがみえてきたかなー、というかんじでした。
まー、コツがみえたぜ!と思った以降の問題は全ボツだったりするんだけどね!
まだまだこれから、洗練されていくパズルなんでしょうね。
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2011年12月28日

フィルオミノに関する古典を紐解く

フィルオミノに関することをなんか書きたいなーと思いつつ、なかなか書くネタがなかったのですが。
ちょっとフィルオミノの過去の文献を漁ってみようかなーという気になりまして。
漁ってみました。

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フィルオミノは、大きく分けると5つの手筋に分類できます。
その分類をしたのが、現ニコリスタッフのももてれうさんです。

フィルオミノでおもうこと。(Impatientをクリック)
いきなりむずかしい話ですが。

「基本伸び」これはいいですよね。
4だったらわーっと4マス伸びる、みたいなの。

「弾き」これもわかりやすいですよね。
2と2がナナメに接していたらバーンと弾かれるようなやつ。

「発生」フィルオミノ独自の手筋。
閉じられた空間で、このマスにはこの数字しか入らないからこの数字だよ、というの。
1マスだけなら1、2マスだけなら2、3マスだと3か1-2の2パターン。
中級問題とかでもこれくらいならよく出てきますね。

ももてれうさんによれば、上の3つの手筋+「発生回避」を入れて、4つの手筋に分類できる、という見解を発表したあと、「発生回避」を「吸いこみ」「噴き出し」にの2つに分け、全部で5つの手筋で分類しています。

「吸いこみ」
へこんでいる部分に、数字がスーッと入っていく手筋。
「噴き出し」
へこんでいる部分に、数字が入らずへこみが拡がっていく手筋。

ももてれうさんはこの「発生回避」のうち、「噴き出し」のほうで魅せていけ、ということで2002年12月時点の見解を締めています。
私は「吸いこみ」大好きなんですけどねー。

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んで、それから2年後。
同じくももてれうさんが、ブログでフィルオミノについて語ってます。
なげかける問い

その中から一部転載。

> > >
フィルオミノの発生にかんする手筋として吸込みと吹出しがあるけれども、吹出しで魅せていったほうがいい、これ当然そうね、ということをかねがね主張してきたわたくしであり、実際その信念は揺らいでいない、というかますます強化される一方である。それというのも11月に発売された、ペンパMIX!で多数、発生の手筋が使われていたのだけれど、おもうにちょっとつまらくない?ていうかまあインパクトはあるんだが、なんか発生にこだわって、その他の部分がいかにも処理しました風情になっていたりしてなんかいや、である問題がややみられたんじゃあなかろうか。
> > >


こんなでっかい数字が発生するんだぜ―、という問題がすごく流行った時期があって、たぶんこの頃くらいだったような気がします。
そういうタイプの問題って、使う手筋のメインディッシュが「発生」になってしまって、「発生」に結び付けるための噴き出しやら数字伸び、みたいになっちゃうパターンが多い気がします。
発生は発生でおもしろいんですけどねー。
まー私はあんま好みじゃなかったりしますけども。

さて、ももてれう氏は同じページの後半に、「伸び」+「弾き」がいいんだぜ、ということも書いてます。

> > >
でここのところフィルオミノを作る折、約1年前に発掘した数字の配置を導入して作っています。すなわちこないだのペンパMIX!、でものったあの数字ぎっしりの配置でつぎつぎ押し出し押し出しして解けていくやつね。であれは実際俺はもうはまっていて、ほかの人にもどんどんぱくっていただきたいと切望するほどにはまっているのだ。で、作るほどに解くほどにまったく面白いなあと感心するような幸せな状態でもある。で、MIXのにゃんこばずうかさんの問題もそうなんだけど、私がフィルオミノで面白いとおもうのは数字ののび、弾きにかんする手筋で、発生もいいけどぜったい伸び・弾き連合軍のほうがいいよなあなんて感じてこれは他のみなさんもそうなんだろうかとここのところゆれるこころなのである。
> > >


ももてれうさんがパズル・ザ・ジャイアントにフィルオミノを載せていたころ、よく作っていたタイプの問題です。
今までのフィルオミノには無かった風合の手筋で、すげーおもしろいんですが、マネできる人がいなくて結局流行らなかった、という印象です。
自分もがんばりましたが、やっぱだめでした。
だれかがんばって!

さて、それから半年後。
ももてれうさんが再び、フィルオミノに関する記事を投稿してます。
夏だし暑いから言いたい事をいってもいいじゃないって思った。夏だし

それ以降、フィルオミノに関する記述はWeb上からパッタリ姿を消し…
細々と中堅クラスの人気をキープしつつ、今に至る、という感じの印象。

第一人者がスタッフに回ってしまって以降、フィルオミノに関する明るい話題をあまり聞きません。
今年はSG載ってたけどねー。
来年はもうちょっとフィルオミノを作りたいなと思ってます。

シャカシャカとかのりのりに負けない!
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2011年12月11日

ニコリ137号

でました。
ましゅの中サイズ1問掲載。
ましゅ載ったのすげー久々です。
作るのは好きなんですけどねーぜんぜん載らないの。

そしてSG3号連続ボツきたーうおおおおおおおお
拾ってもらえる可能性があるパズルではあるので、次号に期待。
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2011年11月11日

ニコリのペンパ2012

でました。
さっそくワシワシ解いてます。

内山正樹さんのぬりかべジャイアントを解いて、ひさびさにぬりかべ熱が高まってきました。
やっぱぬりかべのデカいのは紙でチマチマ解くのが一番!

半袖作は7問掲載。
四角に切れ×1、美術館×1、ぬりかべ×2、ヤジリン×1、へやわけ×2というラインナップです。
よろしくおねがいします。

裄紘さんが1年前のペンパ2011の全解きをはじめたようです。
みんなで応援しよう!
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2011年11月05日

みつどもえ

みつどもえ

◆ ルール

(1)盤面に並んでいる数字のうち、余計なものを黒くぬって、太線で区切られた各部屋に3つずつ数字を残します。
(2)残った3つの数字は、「1,2,3」「2,4,6」のように、数字の差が等しくなります。
(3)すべての黒マスは、タテヨコにひとつながりにならなければいけません。

◆ 例題





◆ 問題

(1)らくらく


(2)おてごろ


(3)おてごろ


(4)たいへん


ボツオモパのご紹介。
当時、チャンピオンのみつどもえという漫画が好きで、タイトル先行でルールを無理やりくっつけたパズルです。
けっこう手ごたえあったんだけどねー。
もうひとひねり必要だったか。

ひとはちゃんかわいい!
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2011年11月03日

パズル画廊

http://f21.aaa.livedoor.jp/~trick/
なつかしい!
しかもいつの間にやら問題増えてる!
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2011年11月01日

シャカシャカのペンパ本が出ますの

公式発表来ました。
1月に出ます。
みなさん10月は、シャカシャカをがんばって作ってたわけですね。

私は今回のペンパ本で初めてシャカシャカ作りました。
それまでシャカシャカ作りにはあんまり興味がなかったんですが、作ってみるとこれがなかなかおもしろい。
でも作るコツをつかむまでは行かず、中途半端なスキルのまま締め切り日になってしまった感じです。
このパターン、新しいペンパ本が出るときはいつもそうなんですよねー。

何問か作ってみて、このパズルはもっと黒マス多くしちゃったほうがいいんじゃね?と思い、それからはちょっと黒マスの数字同士の絡みを入れたものを多くしました。
スピード感が出にくいパズルなので、数字の絡みでワシワシ決めてっちゃうのも、ひとつの方向性としてアリのような気がします。

どんな問題が解けるのか楽しみ!
もしかしてパズル・ザ・ジャイアントとかにも載っちゃったりするの!?
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2011年10月23日

フレッシュシリーズ

スリリン、カックロ、数独、四角に切れの4種が同時発売。
私はスリリンが1問、四角に切れが3問だっけ?そんな感じで載りました。

販促用のフライヤーがいいっすねぇ。
同時発売の4種類が1問ずつ載ってるんですが、ルールの書き方がすごくシンプル!
あれなら初めて見る人もビビらずにチャレンジできるような気がします。
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2011年09月20日

ニコリ136号

フィルオミノ小サイズが1問掲載。あぶねえ!

ここ数年、中サイズ以上を中心に投稿してますが、やはり全ボツの危機が怖いですねー。
でもやっぱ作ってておもしろいのはでかいサイズなんで、今後もこの路線でいきたいとおもいます。

SG2号連続投稿でしたが、2連続ボツ。
前回のは月刊ニコリストで拾ってもらえたけど、今回はどうかなー。
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2011年08月05日

のりのり殴り書き

いろいろ細かい応用手筋があるらしいんだけど、本線の流れの中でピンポイントに使っちゃうと、やっぱ見つけづらいよねー。
小さい袋小路をいくつか作って、袋小路の最後の2部屋を埋めるときにその手筋を使うとか、そういうほうがいいのかもしんない。
あと、袋小路に黒マス2個の塊じゃなくて1個単独で突っ込むと必ずハタンしちゃう、ってのを今さら知った。
当たり前と言えば当たり前なんですが。
でっかい空間でも、いつの間にやら黒マスが奇数個で残ってることとかけっこうありまして。
作ってるときにある程度確認しつつやらないとあやういっすね。
2×2と1×4の部屋は使い勝手がいい。
この2つ主体で作っちゃってもそれなりの問題になりそうな気がする。
以上殴り書きでした。
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2011年07月16日

今年のへやわけはホワイトニングが流行る!と言い続けて、はや5年

どうやら今年も流行る兆しがないので、もう自らどんどん布教していかないと駄目なんじゃないか、と感じています。
いろいろ書いていこうかと思います。


ホワイトニング!(ホワイトニング!)ホワイトニング!(ホワイトニング!)・・・・・・かっとばせーホワイトニング!
広島のスクワット応援をイメージしました。



5in3×3です。
大きなサイズでは定番の入口ですね。



まあ、よくある展開です。



ダメ!それあるけどダメ!なんかありきたりだし!



いやそういう問題じゃねーから!



よーし

なにがよーしなのかって?
考えるんじゃない、感じるんだ・・・feeeling・・・whitening・・・



最後に決まったのが白マス1個だ、というのはひとつポイントかもしれない。
ピンポイントで決まるとこを次の起点にするので、展開を制御しやすくなるんですね。



あとこのへんの形がすごくいい。いいよ・・・すごくいいよホワイトニング・・・


このあとの展開はいろいろあるんですが、



0の部屋を入れるのが最新形の変化ですね。羽生さんも真っ青です。

以下、2つ入った黒マスを使って先を埋めていきます。
ここまで市松模様の片側に黒マスが固まってしまっているんですが、0とかの白マスが多めに入ってるおかげで、うまい具合に分断禁の余地を残しつつ市松の逆側にも黒マスが入っていきます。



こんな感じもよくやります。
図面がバラバラしててわかりにくいけど、内向き3連禁を使って★の黒マスを決めたところ。
ホワイトニングと内向き3連禁はとても相性がいいです。
この局面は、赤い点線のとこでうまく白マスが切れてるのがポイントで、



たとえばこんな感じで疑似3in2×3を作って決めたりとか、次の展開に結びつける手段がいろいろ選べるところがよいのです。
中央にも怪しい未確定マスがうまい具合に残ったりしてるし・・・
こういうのが偶然できたりしやすいのもホワイトニングの利点です。



ホワイトニングにこだわるなら、こういう展開もあるかな。
こんな感じでたくさん白マスにしちゃっても、意外と分断禁に使える土台がうまいこと残るんですよね。
ナイス!ホワイトニング!


一番最初の1の部屋を、2×3にしたらどうなるでしょうか。

これは駄目だねー。
黒マスがパラパラ決まって次どこ行けばいいかわかんないし、分断禁も使うのに苦労しそうだし。



同じく1の部屋は2×3で、右の2と4の部屋を上に1個ずらしてみました。
今度はどうよ!?
左下にい感じに黒マスが伸びて、上のほうもなんとなく分断禁に誘導できそう。
ナイスフォロー!ホワイトニング!


こんな感じで、部屋の形をちょっと変えたり、ちょっと動かしたりすることで、そのあとの展開がやりやすくなったり、やりにくくなったりします。
このへんはホワイトニングの話とはあんま関係ないですけども。
ただ、ギッチリ黒マスを入れるタイプの問題よりは、白マスをある程度意識的に入れるほうが、偶然できるおもしろい展開みたいなのは多くなると思います。
気をつけなきゃいけないのは、バンバン白マスを入れても、分断禁の土台はしっかり残しておくことで、これをやらないとただ白マスがガツガツ決まるだけのあんまおもしろくない問題になっちゃいます。
やっぱ分断禁ルールって大事なんですよね。


書いてるうちにあんまホワイトニングと関係ない話になってた!
まあいいや!

半「来年こそはホームランだ!ホワイトニング君!」
ホ「はい、4in3×3の分断禁でゴリゴリやる問題なんて、俺がぶっとばしてやりますよ!」
半「おいおい、他の手筋の悪口はやめとけよ!よーし、内向き3連禁も誘って、おいしい豆腐料理の店でも行こうぜ!」
ホ「いいっすね!これからはやっぱ白マスの時代っすよ!」

\ホワイトニング!ホワイトニング!ホワイトニング・・・/

鳴り止まぬホワイトニングコール・・・来年こそはお前の時代が来る・・・

〜第一部 完〜
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2011年06月11日

ニコリ135号

発売されました。
自分の掲載はのりのり中サイズ1問。あぶねえ!

★ のりのり13番
はじめて作ったのりのりです。
作ってみると意外と楽しいんですね。なめてました。
中盤以降ピンポイントで中級手筋を使うんで難しいかなーと思ったんですが、ぜんぜんそんなことなかったようです。

ていうかのりのりクイズ難しくね?特にQ2。
悩んじゃいました。
というかまず、あの表出黒マスをどういう風に入れるのかがわからないという。
例としてとりあえず入れてるだけなんですかね。
posted by 半袖 at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2011年05月15日

続・パズルBOX10展望

「投稿から1年半たっても採用されなかった作品は、自由に発表できます」
ということは、1年半より前に2軍から落ちたパズルは、載る可能性が限りなくゼロに近いんですね。
BOX向けに送るぜ!っていう心意気で問題投稿した人がいない限り。

ということは、前回載ってた2軍パズルの多くが、なくなっちゃう可能性高いかもしれない。

まーいいや、こまけえこまけえ!
とりあえず今日10種くらい懐かし2軍パズルを作ったので、投稿してみます。
posted by 半袖 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

パズルBOX10展望

どんな感じになるのか考えてみる。


★ 前回載った2軍パズル(22個)

アイスバーン
お家へ帰ろう
因子の部屋
カントリーロード
キンコンカン
クリーク
碁石ひろい
ごきげんななめ
サムライン
島国
数コロ
タタミバリ
タテボーヨコボー
トライアングル
バッグ
ブロックパズル
マイナリズム
マックロ
虫くい算
モチコロ
やじさんかずさん
リフレクトリンク


★ パズルBOX10以降にレギュラー昇格したパズル(2個)
シャカシャカ
のりのり


★ パズルBOX10以降に2軍昇格したパズル(3個)
たすくえあ
へびいちご
(ファイブセルズ)



手元にニコリがないので間違ってるかもですが、言葉系を除くとだいたいこんな感じ。
BOX10以降に出た下の5個はおそらく、掲載決定。
となると前回通りなら、上の22個のうち5個が削られる感じでしょうか。
意外と少ない?という印象。
posted by 半袖 at 10:42| Comment(0) | TrackBack(0) | パズル